水腎症(すいじんしょう)

どんな病気?


尿が腎臓の中にいっぱいたまり、腎臓がふくらむ病気です。

症状


胎児期の超音波検査や、尿路感染症(「尿路感染症」)で発見されます。

原因


子どもの水腎症の多くは、先天的な尿路系の異常が原因となり、腎盂や尿路の一部に狭搾があるために起こります。また重症の膀胱尿管逆流現象(「腎盂腎炎」)の場合にも水腎症になります。
 このように、尿路のどこかに流れの悪い部分があると、尿が腎盂にたまって尿の圧力で腎盂が拡張してしまいます。狭窄の程度が強い重症の水腎症では、そのまま放置しておくと腎臓が萎縮して、機能低下をもたらします。しかし、ほとんどの場合は、生後、自然に軽快することが多いのも事実です。

治療


腹部の超音波検査で診断します。程度が軽いときは、尿路感染症に注意しながらようすをみます。レノ・シンチグラフィー で機能と形態を評価することも大切です。重症の場合は、尿の流れをよくする手術を行います(「レノ・シンチグラフィー」)。

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