どんな病気?
膀胱に、細菌やウイルスが侵入して炎症を起こす病気です。女の子に多発します。
症状
排尿の終わりに痛みを感じ、尿の回数が多くなります。1回の尿量は少なく、排尿後もまだ全部できってないという残尿感が特徴です。
そのほか、尿のにごりに気がつき、血尿がみられることもあります。尿中には白血球が多数認められます。しかし、腎盂腎炎(「腎盂腎炎」)とちがって高熱がでることはまずありません。
原因
多くは、大腸菌が尿道から膀胱に侵入して、炎症を起こします。膀胱炎が女の子に多いのは、男の子にくらべて尿道が短いため、細菌が尿道をとおって膀胱に入りやすいからです。
治療
感染源となっている細菌を調べて、適切な抗生物質を1~2週間ほど内服します。
水分を十分にとるようにしますが、これは尿量をふやして、膀胱内の細菌を尿といっしょに排出するためです。膀胱炎をくり返す場合は、尿路系に形態異常が隠れていることが多いので、精密検査を行う必要があります。
しかし、検査で異常が認められないのに再発をくり返す場合は、体質的なものが関係していると考えられます。
家庭でのケア
症状がおさまっても、病気が治ったわけではありません。医師の指示どおりに薬の服用を続けます。乳児では、おむつをこまめに取り替え、排便後は前からうしろに拭くようにします。女児には「前からうしろへ」という習慣をつけさせましょう。

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掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。