育児の疲れや不安をひとりでかかえこまないで
赤ちゃんは、いつも天使のようにかわいいだけではありません。ぐずったり、泣いたり、いたずらをしたり、ときには病気にもなります。しかも、夜中でもおっぱいをほしがって泣くなど、お母さんの都合にはおかまいなしです。こうした子どもにふりまわさる生活にうんざりしたり、イライラしてしまうこともあるでしょう。
また、赤ちゃんの世話の多くは、おっぱいをあげたり、おむつを替えたり、おふろに入れたりと、手間はかかりますが単純なことのくり返しです。育児に慣れてくるにつれ、充実感のなさにやりきれなくなったり、社会から取り残されたような気持ちになり、子どもを生んだことを後悔してしまうことがあるかもしれません。
けれど、こうした子育て中のイライラや焦燥感は、だれでも感じるもので、けっしてあなたが特別なわけでも、悪いわけでもありません。自分ひとりで育児を背負い込まず、夫をはじめとする周囲の人の協力を求め、赤ちゃんの世話を手伝ってもらったり、お母さんが息抜きできる時間を持つことが、子どものためにも必要です。
それでも、気分が落ち込んで赤ちゃんの世話をする気にもなれないようなときや、子どもにつらくあたってしまうようなときは、ひとりで悩まずに早めに医師や保健師、児童相談所などに相談しましょう。そんなときのあなたには、周囲の手助けが必要です。
育児中は心のリフレッシュを心がけましょう
赤ちゃんのいる暮らしを楽しむには、自分なりのストレス解消法を持つことです。赤ちゃんがいるとまとまった時間がとれず行動も制限されがちですが、散歩や気のおけない友達とのおしゃべり、パソコンや携帯電話でのメールのやりとりなど、5分でも10分でもいいから自分の時間をつくってリフレッシュしましょう。
夫や家族の協力が得られて、ほんの1時間でも赤ちゃんと離れ、ショッピングをしたり、美容院や喫茶店、図書館など自分の好きな場所で、ひとりですごすことができれば最高です。ベビーシッターや自治体などの短時間保育などを利用するのも方法です。
●子どもの発達には、個人差があると心得よう
身長や体重などのからだの発達はもちろん、運動能力、言語能力、手先の器用さなど、子どもの発達には個人差があります。どの子も同じように、そして教科書どおりに育つわけではありません。
ほかの子どもや育児書などとくらべて、発達に一喜一憂するのではなく、その子なりのペースや個性を見守って、よいところを伸ばしてあげましょう。
●家事はじょうずに手抜きを
家事には終わりがありません。赤ちゃんのお世話も家事も完璧にこなそうとしていると、途中で息切れしてしまいます。家事はじょうずに手抜きをして、いまは赤ちゃんとの生活を優先させましょう。
●ときには感情を爆発させてもだいじょうぶ
いつも冷静で、理路整然としているお母さんより、つい怒鳴ってしまったり、疲れてゴロゴロしているときもあるお母さんのほうが自然です。よいお母さんになろうとする努力は必要ですが、無理をすることはありません。
●かかりつけの小児科医を
小児科医は、病気のときだけなく、健診や予防接種などを受ける際に、ちょっとした子育ての疑問や不安を相談できる頼もしい存在です。
赤ちゃんが生まれたら、先輩ママや保健所などの情報を参考に、自宅から交通の便のよい場所で、信頼できるかかりつけの小児科医を探しましょう。
育児の不安と心のトラブル解消についてもっと知る
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