◆子宮を温存する治療法
●経過観察
治療法
定期検診などで経過を慎重に観察していく。しばらくは、積極的な治療は行わない。
メリット
将来の妊娠・出産が可能。
デメリット
定期的に検査を受けたり、症状の変化に気を配る必要がある。
●対症療法
治療法
貧血や月経痛など気になる症状を薬で抑える。
メリット
将来の妊娠・出産が可能。
デメリット
定期的に検査を受けたり、症状の変化に気を配る必要がある。つらい症状を薬だけでは抑えられないことも。
●ホルモン療法
治療法
一時的に閉経状態をつくり、筋腫を小さくしてようすをみる。
メリット
将来の妊娠・出産が可能。
デメリット
薬による副作用で、更年期症状や骨量減少(骨粗鬆症)などが起こる場合がある。筋腫がなくなるわけではない。
●筋腫核摘出術
治療法
筋腫の部分だけ、手術で取り除く。
メリット
将来の妊娠・出産が可能。
デメリット
再発の危険性が高い。
◆子宮を摘出する治療
●子宮全摘出術
治療法
子宮ごと筋腫を取り除くが、卵管・卵巣は残す。
メリット
筋腫は根治でき、将来の子宮がんの危険も予防できる。
デメリット
妊娠・出産がのぞめなくなる。
●卵巣を含む子宮全摘出術
治療法
子宮ごと筋腫を取り除くだけでなく、卵管・卵巣もすべて摘出する。
メリット
筋腫は根治でき、将来の子宮がんや卵巣がんの危険も予防できる。
デメリット
妊娠・出産がのぞめなくなる。のぼせやほてりなどの更年期症状がでることも。
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