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こんな症状は要注意!成人女性の5人に1人にある「子宮筋腫」

こんな症状は要注意!成人女性の5人に1人にある「子宮筋腫」

子宮筋腫は成人女性の5人に1人にあるといわれる疾患です。過多月経やひどい月経痛など、気になる症状とともに、不妊や流産など、妊娠・出産と子宮筋腫の関係についてまとめました。

2019-05-14更新

子宮筋腫

子宮筋腫とは? 子宮がんとの違いは?

子宮筋腫は子宮の筋肉の一部にこぶのような塊ができる病気です。日本では成人女性の5人に1人は子宮筋腫があるといわれています。しかし、筋腫が小さい時は自覚症状が出にくいため受診しない人も多く、正確患者数はわかっていません。

子宮がんや子宮肉腫などの悪性のものと違い、子宮筋腫は良性の腫瘍です。大豆ほどの大きさから大人の頭ほどの大きさまで、大小さまざまな腫瘍ができますが、大きくなっても子宮組織を破壊したりほかの場所に転移したりすることはありません。

筋腫の発生場所によって、筋層内筋腫・漿膜下筋腫・粘膜下筋腫の3つに分けられますただし、いくつかの種類が合わさっていたり、子宮内膜症と合併している場合もあります)。

子宮筋腫の症状チェックリスト

筋腫の大きさや個数、発生部位によっても症状は異なりますが、子宮筋腫の主な症状として「過多月経」があります。ナプキンが1時間ももたないほど量が多かったり、どろっとした血のかたまりが混じったりといった症状が現れます。

過多月経そのものはすぐに治療する必要はありませんが、毎月の月経で大量に出血して貧血になると、動悸や息切れがしたり、だるさなどの症状が出るため治療が必要です。

そのほか、筋腫が大きい場合には下腹部をさわったときにしこりを感じたり、膀胱や腸管が圧迫されてトイレが近くなったりすることもあります。

▼子宮筋腫の主な症状

●月経の量が多くなる(過多月経)
筋腫がある分、子宮の内腔が広がって子宮内膜の面積が大きくなるので、月経時に排出される内膜の量が増えます。そのため、月経量が多くなり、レバー状の血の塊が出ることもあります。

●月経痛がひどくなる
月経量が増えると、それを押し出すために子宮の収縮が強まるため、通常より月経痛をつらく感じるようになります。

●疲れやすく、だるい
月経時の出血量が多いために、貧血になることがあります。貧血になると、慢性的な疲労感、息切れ、めまい、動悸などの症状がでてきます。

●トイレが近くなったり、便秘になる
筋腫が大きくなると膀胱や直腸を圧迫するため、トイレが近くなったり、便秘がちになったりします。また、排便痛を感じることもあります。

●月経時以外の下腹部痛
大きくなった筋腫が周りの臓器を圧迫するため、月経以外の時期でも下腹部が痛むことがあります。

●下腹部にしこりがある
筋腫が大きくなると、下腹部をさわると石のようにかたく感じたり、こぶ状のしこりにふれることがあります。下腹部のしこりは悪性腫瘍の可能性もあるので必ず受診して検査を受けましょう。

子宮筋腫の治療はケースバイケース

治療は大きく分けて子宮を温存する方法と手術で子宮を摘出する方法(子宮全摘出術)の2つがあり、筋腫の大きさや症状の程度、年齢や妊娠の希望などを考慮しながら治療の方針を決めていきます。

子宮筋腫は必ずしもすぐに治療が必要というわけではありませんが、一般的に、筋腫の大きさが握りこぶし大以上(約10cm)であるときや、過多月経や月経痛などの症状が重く日常生活に支障がある場合には、手術を勧められます。

子宮筋腫を根治させるには子宮摘出しかありませんが、妊娠や出産を希望する場合には子宮や卵巣を残して手術で筋腫だけを取り除く「筋腫核摘出術」を適用する場合もあります。この場合、肉眼で見える筋腫しか取り除くことができないため、将来残っていた筋腫が大きくなって再手術が必要になることがあります。

筋腫が小さく目立った症状がない場合には経過観察になりますが、ほうっておいても筋腫がなくなることはありません。半年に1回は定期的に検診を受け、筋腫の大きさや状態、貧血の有無などをチェックする必要があります。

子宮筋腫と不妊や流産との関係は?

子宮筋腫が直接の不妊の原因になるケースはあまり多くありません。しかし、筋腫によって卵管が圧迫されて卵子が通過しにくくなった場合や子宮内膜に受精卵が着床しにくくなった場合、不妊の原因になる可能性もあります。

また、子宮筋腫がある女性が妊娠した場合には流産や早産になりやすいといわれており、注意が必要です。筋腫があって妊娠した場合や妊娠中に筋腫が見つかったときは、主治医と出産までの過ごし方について十分相談しましょう。場合によっては、妊娠中に手術することやや帝王切開で出産することもあります。

気になる症状があれば早めに婦人科を受診し、主治医と治療方法をしっかり話し合いましょう。また、パートナーに病気であることをきちんと伝え、正しい知識を持ってもらい、協力してもらうことも大切です。

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