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急増中の「梅毒」患者…のどの痛み&口内炎が初期症状のことも!?

急増中の「梅毒」患者…のどの痛み&口内炎が初期症状のことも!?

近年「梅毒」を始めとする性感染症患者が増えています。性病と聞くと、性器の症状に注目しがちですが、梅毒や淋病などは、口内炎やのどの痛みが初期症状である場合も多いので、注意が必要です。

2019-06-16更新

梅毒

2018年の梅毒患者数が48年ぶりに6000人越え

「性感染症なんて自分には関係ない」と思っている女性も多いようですが、実は今、若い女性の梅毒感染者が急増しています。

1990年代以降の患者数は年間1000人を下回っていましたが、2013 年頃から梅毒の患者数は急増しており、国立感染症研究所が2019年1月11日に発表した速報値によると、2018年の梅毒患者数は6923人で、48年ぶりに6000人を超えました。2019年も3月31日までにすでに1498人の届出があり、昨年と同程度で推移しています。

特に患者が急増したのが20代の女性で、3年間で約10倍に増えています。感染が急激に広がった原因として「出会い系アプリ」の利用があると言われています。

梅毒は初期症状のうちに治療するのが肝心

梅毒は性器と性器の接触(セックス)や性器と口の接触(オーラルセックス)により「梅毒トレポネーマ」という細菌が感染して発症します梅毒に感染すると、3週間の潜伏期間を経て、感染した部位にかたい「おでき」ができ、やがて潰瘍になります。性器の接触による感染なら性器に、口の接触で感染した場合は口にできますが、痛みはなく多くは見すごされてしまいがちです。

感染後3ヶ月ごろから全身にバラの花びらのような「バラ疹」や、豆粒大の丘疹、乾癬などの皮膚症状が現れます。この段階で発見され治療に結びつくことがほとんどですが、そのまま放置していると、約3年後には脳や神経に達し、歩行マヒや認知症のような症状が現れる(脳梅毒)など、重症化してしまう怖い病気です。

また、妊娠中の女性が感染して気づかないまま出産すると、「先天性梅毒」の赤ちゃんが生まれる可能性もあります。

のどの痛み&口内炎が性感染症の初期症状の場合も…

梅毒に限らず、性感染症は早い段階で治療することが大切です。性器にトラブルが生じた場合には比較的早く性感染症が原因であることに気づけますが、注意したいのが口から感染した場合です。

オーラルセックスで感染する性感染症には淋菌感染症、クラミジア感染症、ヘルペス感染症、梅毒などがあります。梅毒や淋病などの性感染症の初期症状がのどの痛みや口内炎として現れることもあるので注意が必要です。

厚生労働省のサイトに掲載されている「オーラルセックス(口腔性交)による性感染症に関するQ&A」によると、「性交渉の際にオーラルセックスを行うカップルは特に若い世代に多く、調査の結果では7割以上で行われており、その際にコンドームを使用するのは2割程度という調査報告があります。また、性器に淋菌をもっている人の10~30%、クラミジアをもっている人の10~20%で、口腔内にもこれらの菌が認められると報告されています」とのこと。

梅毒の感染者増加の背景には、セックスのあり方が多様化していることがありますが、性感染症に対する知識のなさもこれを助長させる原因となっています。不特定多数の相手との性行為は控えて予防するとともに、性感染症についての正しい知識を身につけ、気になる症状があれば早めの受診を心がけましょう。

性感染症は婦人科で診察してもらえるほか、口腔内の性感染症に関しては耳鼻咽喉科で診察してもらえる場合もあります。

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