★原因がないのに足が痛くなる

ころんだり、どこかにぶつけたり、はげしい運動をしたわけでもないのに、子どもが膝や足、足首などの痛みを訴えることがあります。特別な原因がなく、病院で検査をしてもこれといった原因がみつからないと、成長痛(「成長痛」)と診断されます。
成長痛とは病気ではなく、幼児期から学童期にかけての成長がさかんな時期の子どもに多いことから、こう呼ばれます。痛みはおもに足の疲れから起こると考えられますが、病気ではないので、特別な治療は必要ありません。
痛みやだるさを訴えたら、その場所をさすったり、あたためたり、湿布をするとよいでしょう。痛みが長く続いたり、何度もくり返す場合は、骨や関節、筋肉などの病気(「骨・関節・筋肉の病気」)の可能性もあるので病院に連れていきます。
★のどの異物感やしわがれ声
中学生くらいになると、かぜでもないのに急にせきばらいが多くなったり、のどの異物感を訴えたり、しわがれ声をだしたりします。これは第二次性徴による声がわり期間中の症状です。
声がわりは女の子にも起こりますが、音色の変化がおもなので、あまり目立ちません。一方、男の子は声がわりで1オクターブほど声域が低くなります。
声がわり中は声の高さの調節がうまくできず、歌が調子はずれになったり、裏声になってしまうことがあります。声がわりは通常2~12か月で完了しますが、男の子でいつまでも裏声が続くようなときは、小児科か耳鼻科でみてもらいましょう。
★おりもの、不正出血
初潮が近づくころに、卵巣から女性ホルモンが分泌されるためにおりものがでることがあります。また月経になると、排卵期に性器から透明なおりものがでるようになりますが、無臭で色も乳白色から透明なものなら、異常ではありません。腟内に細菌などが入って腟炎(「外陰部腟炎」)になると黄色や緑色のおりものになります。
不正出血は月経時期以外の性器からの出血のことですが、すでに月経がはじまっている子なら、一時的な出血が起こることがあります。初潮を迎えてからまもなくの時期は、排卵をともなわない無排卵性月経で、ちょっとした出血が起こりやすいのです。
日ごろから外陰部の清潔を心がけ、異常なおりものがでたり、不正出血があったとき、出血がひどいときなどは、小児科や婦人科を受診しましょう。
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掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。