
体と心の発達
★3か月で体重は出生時の2倍に
筋肉がすこしずつ発達し、全身がふっくらしてきます。体重は生まれたときのおおよそ2倍になります。手足の動きが活発になり、自分の手をじっと見つめて遊んだり、指をしゃぶったり、4か月に入ると、すこしのあいだならおもちゃを握ることができるようになります。すこしずつ自分の意思で体を動かせるようになるのはこのころからです。
★4か月までに首がすわる
生後3か月のころまでは首を支える筋肉が十分に発達していないため、抱き上げると首がぐらぐらして不安定ですが、4か月ごろになると、しっかりしてきます。うつぶせにすると、首を持ち上げることができます。
★見る力が育つ
両目でものを見る力がつき、お父さんやお母さんの顔を見つめます。目を見つめてあやすと声を立てて笑ったり、「ウック~ン」とかわいい声をだします。はっきりした色がわかります。
遠くのものも見えるようになり、見たものをつかもうとして手を伸ばします。目と手の連携プレーができるようになってきた証拠です。
★理由もなく泣くことが
「3か月コリック」「たそがれ泣き」といって、夕方になると泣くことがあります。おなかがすいているわけでもなく、病気でもないのです。1か月ぐらいで自然に治ります(「赤ちゃんの泣く理由」)。
日常のケア
★入浴は大人のおふろで
2か月になればそろそろ大人のおふろに入れてもだいじょうぶです。毎日だいたい決まった時間に入浴を。疲れさせないように10分ぐらいで切り上げます。
★お乳を飲まなくなることも
ミルクを飲んでいる赤ちゃんは、3か月ごろに一時、ミルクを飲まなくなることがあります。赤ちゃんが自分の意思で飲みはじめたために起こります。20~30分与えても飲まないときはむりじいはやめてようすをみましょう。
★便の回数が減ることが
母乳だけを飲んでいる2~3か月ごろの赤ちゃんで、便の回数が極端に少なくなり、1週間に1回ぐらいになることも。腸の中の消化力がよくなって便がつくられなくなったこと、飲む量が減ってきたことが原因です。
きげんがよくて、でるときはやわらかな便がまとまってたくさんでるなら、単純に便の回数が少なくなっているだけで、便秘ではありません。
★3~4か月健診(「3~4か月健診」)を受ける
保健所などから健診のお知らせがきたら、かならず出向き、赤ちゃんの発育状態をみてもらいます。この月の健診では身長、体重をはかり、あやすと笑うか、音の方向に顔を向けるかなどをみます。ほかにペンライトを目で追うか、首すわり、股関節脱臼の有無をチェックします。
今後の予防接種のスケジュールも立てましょう。
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