どんな病気?
口の中や唇などに痛みをともなう水疱が多数できます。再発しやすいのが特徴です。
症状
初感染のときは高熱やリンパ節のはれなど全身症状がみられ、1~2mmの水疱が口の中や唇のまわり、外陰部などにかたまってできます。
2~3歳の幼児では、唇やほおの内側、舌に赤くただれた発疹(「口内炎」)が起き、強い痛みがあります。治るまでに2週間程度かかります。
再発の場合は、口や目(「単純ヘルペス角膜炎」)のまわり、陰部に小さい水疱がでますが、初感染より症状は軽く、1週間ほどで治ります。
原因
単純疱疹ウイルスの感染によるものです。一度ウイルス性の病気にかかると、免疫ができるため再発しないのがふつうですが、この病気はくり返し発病する性質があります。
これは、治ったあともウイルスが体内に潜伏していて、かぜをひいたり体調が悪くなると、再び活動を開始するからです。とくに、皮膚の抵抗力が落ちているアトピー性皮膚炎の子どもは、悪化しやすいので要注意です。
治療
初感染で重症のときは、入院をして、抗ウイルス剤の点滴を行います。軽症では、抗ウイルス剤を服用、または抗ウイルス剤の軟膏を外用します。
家庭でのケア
感染を防ぐため、水疱には直接さわらないようにしましょう。
ベビカムは、赤ちゃんが欲しいと思っている人、妊娠している人、子育てをしている人、そしてその家族など、妊娠・出産・育児に関して、少しでも不安や悩みをお持ちの方々のお役に立ちたいと考えています。
本サイトは、妊娠・出産・育児に関して、少しでも皆さまの参考となる情報の提供を目的としています。
掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。