腹膜炎(ふくまくえん)

どんな病気?


腹壁の内側と腹腔内の臓器をおおう腹膜に炎症が起こる病気で、虫垂炎やネフローゼ症候群が原因になります。

症状


炎症が一部なら、部分的な腹痛と、手で押すと感じる圧痛があります。炎症が広がっていると、腹痛や発熱、頻脈が現れ、苦痛が生じます。放置すると生命をおびやかします。

原因


虫垂炎(「虫垂炎」)や胃・十二指腸潰瘍(「子どもの胃潰瘍・十二指腸潰瘍」)により腹腔内部の臓器に孔があき、内容物がもれ出して腹膜を刺激し、細菌感染するのが原因です。外傷による細菌感染や、ネフローゼ症候群(「ネフローゼ症候群」)などで、腹水に細菌感染して生じることもよくあります。

治療


外科手術などで腹膜炎の原因疾病の治療を行うと同時に、腹腔内の膿を排除するための管(ドレーン)で外にだします。感染症に対しては、抗生物質の全身投与によって治療します。

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