ボツリヌス食中毒(ぼつりぬすしょくちゅうどく)

どんな病気?


毒素をだすボツリヌス菌が付着した食べ物を口にして感染します。重症化しやすい食中毒です。

症状


毒素を摂取して12~24時間で発症します。だるい、頭が重い、吐きけがするという症状からはじまり、嘔吐や下痢が続き、さらに神経や筋肉がおかされて、まぶたがあかない、ものが二重に見える、ものが飲み込みにくいなどの症状がでます。まひを起こしたり呼吸困難を生じるケースもあります。

原因


ボツリヌス菌は芽胞をもつ嫌気性の菌で、酸素が十分でない室温で増殖して毒素をだします。このボツリヌス菌に汚染された食品から感染します(「嫌気性」)。
 なお、1歳未満の乳児にハチミツを与えてはいけないといわれますが、これは、ハチミツに少量混じるボツリヌス菌の芽胞が、乳児の未熟な消化管に入り、毒素をつくりだして神経まひを起こすことがあるからです。

治療


抗毒素血清を注射し、毒を中和します。

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