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お部屋別に安全チェック!

ドア・サッシ

ドアの事故は、0〜9歳児が過半数

ドアの事故が第3位

国民生活センターでは、全国の病院の協力を得て、病院を受診した子どもが何で危害を受けたかを調査しています。同センターが発行している消費生活年報2005版によると、ドアでの事故の病院危害情報は258件で、そのうち0〜歳の小児の事故件数は136件と、全体の過半数を占めています。

ドアやサッシによる事故は、歩きはじめたころから年齢とともに増えていき、3~4歳でピークになっています。危害内容をみると、打撲傷がほとんどで、続いて解放創(切り傷など)、わずかですが骨折やねんざもあります。部位は大部分が手指で、程度としては1週間未満、かかっても1~2週間のものです。ドアやサッシで指をはさんだり、ぶつかったり、つまずいたり、割れたガラスでけがをするという事故が多いことが、このデータからもわかります。

ドアやサッシは、人が出入りするたびに触れる場所でもありますので、子どもやお年寄りにかぎらず、小さな事故は頻繁に起きています。住宅の中の安全対策としては特にしっかり考えていきたいです。

アドバイス 市販の子ども用安全グッズの利用も

足場になるようなものは置かない

必要なとき以外は勝手に開け閉めさせないように、危険なドアには鍵をかけたり、つっかい棒を用意しましょう。開け閉めするときは、「指をはさまないようにそっとね」などと、言葉や態度で安全教育を。サッシやドアを開け閉めするときは、まわりに子どもがいないかをよく確かめて出入りしましょう。ドアが風などで急に閉まらないように、ドアを固定する金具をつけましょう。ドアや引き戸が透明ガラスだと閉まっているのがわからなくて突進することがあります。シールを貼ったり、ぶつかって割れても飛び散らないようなフィルムを貼るのもいいでしょう。シールや飛散防止フィルム、ドアで指をはさまないようにガードする市販のグッズは、簡単にとりつけられますので、子どもが小さい時期にはおすすめです。

サッシの安全対策1 安全性を配慮したサッシ

安全性を配慮したサッシ

昔の木製の窓枠に対して、今やアルミサッシや樹脂サッシがどの家庭でも一般的になってきています。気密性やすき間風については格段の性能を示している反面、単純な木枠の断面形状に比べ、複雑なかみ合わせの断面となっています。そのため、はさんだり、つまずいたり、意外な事故につながります。そこで、気密性などの性能はもちろん確保した上で、安全性も考慮したアルミサッシも考案されています。

下部がフラットなサッシを使用

子どもの足は小さいので、下枠の溝に指をひっかけたり、つまずいたりしやすいものです。特に掃き出しサッシは庭やバルコニーへの出入り口に使われるので、対策が必要です。とはいえ、今では一般家庭にも完全に普及しているサッシですので、何よりも利用者が注意することが、現在での安全対策のいちばんの施策となります。

下部がフラットなサッシを使用

サッシの安全対策2 雨戸をシャッターにする

雨戸をシャッターにする

シャッターにすると、開閉が簡単で戸袋の必要もなく収納もすっきりできます。電動シャッターは室内のスイッチ一つで自動開閉できるので、寒い季節でも外にでる必要もありません。できれば抵抗センサーがついていて、はさまったときに自動的に止まるものを選びましょう。

サッシの安全対策3 外を通る人にも配慮を

外を通る人にも配慮を

突き出し窓は小さな窓の場合にはよく用いられますが、1階にある場合は、外を通る人がぶつかる可能性があります。人が通るところでは高さに注意しましょう。

ドアの安全対策1 引き戸が安心

ドアを設計する際には、いくつかの大前提があります。
(1) 人が動く側には開かない。
(2) 広さに余裕のない空間には開かない
(3) 壁に近い方を吊り元にする
これら三つのことが安全性を考慮したものですが、さらに
(4) 開いたときの視線
に考慮します。これらのことを考えて、風であおられたり、人がぶつかるなど事故を起こしたときの大きさを考えると、引き戸が最も安全性が高いといえるでしょう。全ての場所に引き戸が作れるというわけではありませんが、できれば引き戸が作れる設計を心がけたいものです。

ドアの安全対策2 反対側にいる人が見えるようガラスに

反対側にいる人が見えるようにガラスに

居間の出入り口などの家族がよく使う所のドアには、開閉の際に反対側にいる人が見えるものがよいでしょう。そのためにガラス戸が一般的に使われています。ただし、ガラスは割れやすく、また割れれば危険なものでもありますので、室内ドアのガラスの大きさ、種類などに配慮をする必要があります。

ガラスの面積に配慮

1. ガラスの面積に配慮

ガラスで思わぬ事故にならないように、ガラスを分割したデザインのものや、桟や格子でガラスをはさんだものなど、ガラスの寸法を最小限にしておきましょう。

ガラスの面積に配慮

2. 安全なガラスを使用

デザイン面から広い面積でガラスを使うこともあります。その場合には、強化ガラスか合わせガラスを使用しましょう。強化ガラスは割れにくい上、割れても破片が粒状になってしまいますのでけがになりにくいものです。一方、合わせガラスは2枚の単板ガラスの中間に樹脂膜をはさんであるので、破損しても破片の飛散などが少ないので安心です。

ドアの安全対策3 あおり止めをつける

あおり止めをつける

開け放しておいたドアが風であおられて急に閉まり、それによって事故が起こることがあります。できればすべてのドアにあおり止めを備えたいものです。あおり止めはドアを閉めているときはじゃまなものですが、戸あたりと一体化するシンプルなものもあります。

ドアの安全対策4 把手を工夫する

把手を工夫する

把手も用途によって、素材や種類がいろいろあります。体の不自由な方やお年寄りには、軽い力で開けられるレバー式の方が好ましいでしょう。ただし、把手は出っ張っているものですから、なるべく角のない、ひっかかりにくいデザインのものがいいでしょう。冬場の静電気防止のためには、把手は木製や絶縁製のものがよいでしょう。

ドアの安全対策5 ドア枠まわりのチェックを

家具の配置に配慮

ドア枠まわりにはストライクや丁番などの金物が必ずついています。これらのドア金物は出っ張りすぎていると、けがのもとになります。出っ張りすぎないように、ネジのまがりまでチェックしましょう。

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