実際に受診した人や内科の主治医に紹介してもらう
婦人科のある病院やクリニックを選ぶ基準は、個人の好みや価値観、病気や症状の程度もあって一概にはいえませんが、まずは家族や友人、近所の人など、以前に受診したことがある人に評判を聞くのがいちばんの早道です。
院内は明るくて清潔か、医師は患者さんの訴えをよく聞き、病状や治療の説明を十分にしてくれるか、看護師や職員の対応はどうかなど、なるべく多くの情報を集め、よいと思えるところを選びましょう。かかりつけの内科医がいれば、その医師に婦人科を紹介してもらうのもよい方法です。
クリニックと大きな病院の特徴を知って使い分ける
はじめて婦人科を受診する場合や、長くおつきあいのできるホームドクターを見つけたいようなときは、身近なクリニックへいったほうがよいでしょう。診断結果をみた医師が、特別な医療施設が必要と判断したなら、それなりの設備や態勢の整っている大きな病院を紹介してくれるはずです。
通院時間に融通がきく、診察までの待ち時間が比較的短くてすむことなども利点の一つ。また、一般的に大きな病院では医師を選ぶことができず(予約をすればだいじょうぶな施設もあります)、受診のたびに担当の医師が変わることもありますが、クリニックなら自分が安心できる医師を選ぶことができます。月経不順(月経の異常)や月経痛、性感染症や避妊の相談など、身近なクリニックで、医師に顔を覚えてもらいながら、きめ細かな診療をしてもらうほうがよい場合も多いものです。
一方、慢性の持病がある、重大な病気が考えられる場合などは、総合的で高度な医療が受けられる大学病院や総合病院など大きな病院が適しています。
医師とのコミュニケーションがたいせつ
婦人科では、性生活も含めてもっとも個人的な部分を話さなければならない場合があります。それだけに、患者さんと医師のあいだで良好な人間関係を築くことがより重要になってきます。
よい医療を受けるためには、医師とのコミュニケーションがスムーズであることが必要です。チームワークがとれれば治療もスムーズにいきます。「信頼します」という気持ちを持って、率直なことばや態度で接しましょう。
また、病院や医師を選ぶ際には、どんな治療を受けたいのか、自身の希望を見きわめ、治療に主体的にかかわろうとする意思を持つことが大事です。
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掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。