閉経し、卵巣は機能を終了します
見た目には若くても、肉体的には生殖機能が完全に停止し、卵巣は成熟期の3分の1ぐらいになります。外陰部や腟の萎縮もさらにすすみ、乾燥も増すため炎症を起こしやすくなります。
また尿もれに悩む人もふえるでしょう。「年のせい」と考えずに気になる症状が現れたら婦人科を受診しましょう。
老化に、個人差がでます
この時期は、いままでのからだのケアのしかた、また生活のしかたにより、大きく個人差がでます。もちろんだれにも、しわやしみがふえ、皮下脂肪が落ち、骨ももろくなるというような肉体的な衰えはありますが、声の張り、目の輝き、まっすぐな立ち姿勢などは、加齢による変化を補ってあまりあるものです。生きがいを持ってはつらつと生活している人は、自分の時間を有意義にすごすために、健康への意識も増すように思われます。
時間とお金を自分のために自由に
この時期に入ると、更年期にみられたような喪失感や不安などの葛藤は少なくなり、自分なりの生活を楽しむ方法を会得していくようです。家族のために生きたり、仕事で時間が思うようにならなかったときを取り返すかのように、活動的になる場合が多いのです。
家庭を持っている女性は、夫や子どもとの関係が重要です。家族が共同生活者として自立できていないと、女性はいつまでも家事に追われることになってしまいます。家族とともに生活をエンジョイできるようにしましょう。
記憶力の低下も。独善的な行動はひかえたい
だんだん記憶力も落ち、覚えているつもりでもいいまちがえたりします。自分では若いつもりで、記憶力もはっきりしているとの自負が、周囲の人間とのトラブルの原因になったりします。
しかし、まだまだ自立して判断力を行使できる時期です。60歳、70歳になっても英会話をはじめたり、資格をとったりして新しいことにチャレンジする人もたくさんいます。
幅広い年齢層の人とつきあおう
いつまでも自分の過去の経験、体験にとらわれず、柔軟な気持ちを持つことが若々しさを保つ秘訣です。若い人ともつきあうなど年齢層の幅広い人間関係を維持して、視野がせばまらないように注意しましょう。自分より若い人たちからは、新しい知識や感覚を教えられたりして刺激を受けます。逆に人生の先輩たちからは、これからの自分の手本にしたり、反面教師にしたりができるでしょう。
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掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。