女性ホルモンの分泌は徐々に下降線へ
月経周期も安定していて、元気いっぱいの充実期。しかし若いつもりでも肉体的な衰えは徐々にはじまっており、女性ホルモンの分泌も低下していきます。からだに無理を強いたり、食生活をおろそかにしていると、更年期以降にそのツケがまわってきます。
また、生活習慣病もこの時期といえども無関係ではありません。若いいまこそ健康に気を配って生活しましょう。
気をつけて!子宮の病気がふえてきます
子育てや仕事に追われる時期ですから、家族の健康には気づかっても、自分の健康まで気がまわらず、健康管理がおろそかになりがちです。
30歳代半ばをすぎると、子宮筋腫、子宮>内膜症、子宮頸がん、子宮体がん、乳がんなどにかかる危険性がふえてきます。がん年齢はもっと先、などと安心していると危険です。一般健康診断と婦人科検診は、毎年受けましょう。
高年齢出産を乗り切るには健康なからだでいる努力を
仕事をして自立する女性の増加にともない、結婚年齢は遅くなっています。また、結婚しても、夫婦の生活を楽しみたい、あるいは仕事をがんばりたいなどの理由ですぐに子どもをほしいとは思わないカップルもふえています。
たしかに、現代ではかなりの高年齢でも出産は可能です。しかし、母親の年齢が上がるにつれ、出産時の母子の合併症や障害の危険は当然ふえますから、日々の健康管理はおこたりなくしたいものです。生みたいときに生める、健康なからだでいることが重要です。
忙しさに充実を感じがんばる時期
成熟期前期が人生の選択肢でいろいろ考え込む時期だとすると、成熟期後期は選びとったものを深め、充実させていく時期でしょう。
仕事に、子育てに、家事に忙しく、充実した日々を送ったり、心身ともに実り豊かでがんばれる時期でもあります。ただ、がんばりすぎは知らぬ間にストレスや疲労をため込み、その影響が一気にでたりします。からだのケアと、心のケアに気を配りたいものです。
いままでにした決断に迷いや揺らぎを感じることも
忙しいままにすぎた時期がちょっと一段落すると、不安を感じたりします。結婚をしない、あるいは子どもを生まないという決断をして生きてきた人が、だんだんほんとうに生めない年齢に近づくと、やっぱり生んだほうがよかったのではないか、生むのならいまのうちだ、というようなあせりにも似た迷いにおそわれたりします。
これは子どもを生む生まないの問題だけでなく、ほかの決断に対してもいえます。パートナーや友人たちとよく話し合い、自分の決断を信じ、悩みや迷いを引きずらないようにしましょう。
生きる世界をせばめるとストレスも増加します
愛を語り合った恋人時代から、ときがすぎて夫婦関係が冷えたり、育児からも手が離れ、ふと空虚感をいだく時期。いつも家族とのかかわりのなかで生きていると、かかわる対象がなくなったときに、精神的な不安におちいることがあります。夫や子どもたちを愛することと同時に、自分の足で立ち、考え、行動する基盤をつくりましょう。
独身を選んだ人も、家族に依存したり、仕事だけに埋没せず、趣味の世界での友人をふやし、自分の生き方の根っこを考えておきたいものです。
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