どんな病気?
冠状動脈の内腔がふさがって血液が流れなくなり、心筋が酸素不足になって壊死におちいり、はたらかなくなった状態が心筋梗塞です。
症状
不安定狭心症(狭心症)から起こる場合と、前ぶれもなく突然胸痛が出現し、発症する場合があります。
ふつうは、胸部に締めつけられるような激痛が起こります。狭心症にくらべてはるかに強いもので、継続時間も長く、おさまっても再発するという断続的な痛みの場合もあります。冷や汗、吐き気や嘔吐をともない、ときにはショック状態におちいったり、重い不整脈が起こり、生命にかかわります。
原因
冠状動脈の粥状硬化(コレステロールを主成分とする脂質が動脈壁に沈着する)がすすんで起こります。
治療
一刻も早く救急車などでCCU(冠動脈疾患集中治療室。狭心症や心筋梗塞を専門に治療する集中治療室で、心臓専門のスタッフが常駐しています。ほかに心不全、心臓弁膜症、大動脈疾患など心臓疾患全般を治療します)のある病院へ。発症後数時間以内の初期であれば、血管からカテーテルという細い管を挿入してバルーン(風船)治療やステント植え込み術を行ったり、冠動脈内の血液のかたまり(血栓)を溶かす薬剤を注入するか、静脈に注射して血流を再開させ、心筋の壊死を防ぐ治療を行います。経過が順調であれば、2~3週間で退院となり、自宅療養のあと、仕事復帰も可能です。
あなたへのひとこと
退院後は狭心症や心筋梗塞を再発させないために、医師の指示を守ります。心筋梗塞の再発は生命にかかわることが多いのです。
心筋梗塞についてもっと知る
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