狭心症の分類(きょうしんしょうのぶんるい)

◆安定狭心症


 発作の回数や強さ、発作の起こる状況が一定している。

●労作性狭心症


 階段をかけ上がる、運動するなど、からだを動かしたときに起こる。食後や急に寒い場所へ出たときにも。
日常の注意点
 外出するときは余裕をもって出かけ、せかせかしないことが大事。食後はたっぷり休憩時間をとること。朝起きるときは、目ざめてもすぐにふとんから出ずに、10分くらいふとんの中で休んでからゆっくりとからだを動かして起き上がるように。

●安静狭心症


 寝ているあいだ(とくに明け方)や、くつろいでいるときなど、安静時に起こる。
日常の注意点
 疲れがたまったり、夜ふかしをしたあとの睡眠中に発作が起こりやすいので、疲れをためないこと。ふだんお酒を飲まない人ほど、たくさん飲んだあと、発作が起こりやすくなるので、飲みすぎに気をつけて。

◆不安定狭心症


 発作の状況が一定せず、いつ発作が起こるか予測がつかない。いままでの症状にくらべて痛みが強くなったり長くなったり、発作の回数がふえたような場合。またはじめて起きた発作から1か月以内の再発作や、最後の発作から6か月以上たってからの発作も、不安定狭心症のタイプに入る。
 →心筋梗塞になる可能性が高いので、入院して治療をする必要がある。
こんな症状がでたら心筋梗塞の疑いが……
 これまでの発作と痛みが違う。痛みが20分以上つづく。冷や汗や嘔吐感がある。いままで効果があった薬(ニトログリセリン舌下錠)を服用しても効果がない。

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