ママ&1歳の子どもへの「夫の態度」についての相談
「ケンカするほど仲が良い」という言葉もあるように、些細なことで夫婦喧嘩をすることも多いものですが、頻度や内容によっては「離婚」の2文字が脳裏をよぎる場合も…。
今回の相談者(33歳女性)の場合は、「普段は優しい夫ですが、ほぼ毎週末ケンカをしてしまいます。原因はすごく些細なことですが、子どもの食事や安全に関係することや、私が日中一切家事をしてない(もちろんそんなことありません)など言われると、私も言い返してしまうのですが、そうすると激しく反論され、暴言や乱暴な振る舞いをされます」とのこと。
また、「風邪気味の子どもを薄着で外に連れ出したり、保険証と母子手帳を隠したり、あえて危ないところで遊ばせて(部屋のドアなど)怪我をさせたりします」と、子どもへの影響も大きいよう。
「普段は、優しいです。家事もしてくれます。ケンカをしても後で謝ってくれます。でもこんな事が頻繁に起こりすぎて嫌になっています。こうしたことは夫婦間ではよくある類のものなのでしょうか? 家を出たいと思ってますが、私の辛抱が足りないのでしょうか」と、別居も考えている様子です。
ただ、質問への補足として「夫は、簡単に言えば、すごく幼稚です。きっと私がしたてに出て『すごいね、ありがとう』を繰り返せばそもそもの原因のケンカは起こらないと思います。一緒にいて楽しい時間も多いし、夫は息子と遊ぶのがうまく、息子もパパが大好きです。息子にとって父親がいない寂しさと、両親の争いごとを頻繁に目にする辛さ、どっちを取るべきなのかも迷ってしまいます」という言葉もあり、子どものためにもすぐに離婚したいわけではなく、関係改善を望んでいるよう。
夫と生活を続ける上で、ママはどのように対処すればいいのでしょうか? 専門家に聞きました。
金澤直子先生((財)日本体育協会公認水泳マスター上級教師)のアドバイス
マタニティスイミング講師として80歳まで指導を続け、現在も栄養士の資格と経験を生かし、お手製のおかず持参でお食事会をひらき、妊婦の悩みに答える金澤先生。
多くのママたちの悩み相談を受けてきた先生いわく「昔から『かかあ天下』という言葉があるように、家庭の中では女性がリードすることが家庭円満に繋がるもの」とのこと。
その上で「幼稚な父親の存在が不要かといえば、それは違います。根本的に、母親と父親は家庭での役割も子どもとの関わり方も違うものです。ご主人にも、ママでは変わることができない役割があるはずです」と言います。
夫との関わり方について「あなたに私が言えることは、『ご主人を長男だと思って接してみましょう』ということ。“したて”に出るのではなく、自分が自然にリードできる関係性を作るのです」とアドバイスします。
「『子どもは親に似る』と言うけれど、それは親が教え込んだ訳ではなく、親の子どもに対する愛情が自然とそうさせるの。相手にこうして欲しいと思うことを親がやっているから、子どもも同じようにできる。それは、夫も同じこと」と、どう子どもに接していいのかわからない“長男”に、子どもとの関わり方を教えて「夫として育てていく」のが大切なようです。
アドバイスの最後には「たまには子育てや家事が完璧なママではなく、どこか抜けている“おんな”におなりなさい。そうすればきっと、ご主人があなたを保護する立場になられますよ」とのメッセージも。
回答では、金澤先生のお母さん、そしてご自身の経験から夫との関係性を良くするコツも紹介しています。夫婦関係に悩んでいるママはぜひチェックしてみてくださいね。
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