
乳幼児期は、眠りに関する心配事が起こりやすい時期です
眠りにはとても個人差があります。とくに睡眠リズムが確立されていない乳幼児期は、夜ぐっすりと眠る子、眠らない子と両極端にわかれます。
赤ちゃんや小さな子どもは、眠いときにはどこでも寝入ってしまうので、睡眠不足の心配はありませんが、毎晩のように夜泣きをされると、周囲の人がたいへんです。漢方薬がきく場合もありますから、夜泣きがひどいときには主治医に相談してみましょう。
夜に集中して眠る本格的な睡眠パターンができあがるのは5~6歳からです。それまでは昼間たっぷり遊ばせるなど、子どもが夜ぐっすりと眠れる環境をととのえてあげましょう。
また「睡眠が不規則」「寝つきが悪い」という場合、夜ふかし型の家庭が多いものです。大人の都合で子どもの生活リズムを乱していないかも反省を。
夜驚症や夢遊症は、たいていは一時的なものです
夜中に突然こわがって、大声で叫んだり泣きだしたりすることを夜驚症(「夜驚症・夢遊症」)といいます。また、睡眠中に寝床から起きだして歩き回るのが夢遊症です。
どちらも、3歳から6歳ころにみられるもので、昼間こわいものを見たり、逆に遠足など楽しくて興奮することがあったあとなどに多いようです。
ほとんどは一時的なもので、長くても数か月でなくなります。
ただ、てんかん(「てんかん」)の場合にも同じような症状を示すことがあるので、ひんぱんに起こす場合は医師に相談を。
心に不安や悩みごとがあるときも、寝つきが悪くなります。
心の問題から、寝つけないことも
子どもが不眠を訴えるときには、家や外でストレスになることがないかも考えてみましょう。
そのほか、不登校(「不登校」)から昼間眠って夜中起きているといった、昼夜逆転の生活をする子どももみられます。
子どものようすが気がかりなときには、早めに主治医や専門機関に相談を。子どもとのかかわり方を考え直すきっかけになることも多いはずです。
受診する
毎晩いびきをかく
アデノイド肥大(「アデノイド肥大(咽頭扁桃肥大)」)があって、寝ているときに鼻呼吸が制限されると口呼吸になり、いびきの原因になります。こうした状態は心臓にも負担になります。毎晩いびきをかくようなら耳鼻科を受診。
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掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。