赤ちゃんの泣く理由(あかちゃんのなくりゆう)

おっぱい、おむつ替え、だっこ……それでも赤ちゃんが泣きやまないときは、こんなことが原因かもしれません。

泣く理由ケース①

泣き方のようす

さし迫った泣き方で泣く、放っておくと泣きやむが、思い出したようにしつこく泣きはじめる

考えられる原因

①着せすぎなどで、暑くてイライラ。
②おむつや衣服のゴムがきつい。
③散歩のときに衣服に葉っぱがまぎれこんでチクチクする。

対処法

 ⇒ 背中に手を入れて汗をかいていたら暑い証拠。薄着にさせて、のどがかわいていないかも要チェック。 ⇒ 裸にして、全身を調べる。

泣く理由ケース②

泣き方のようす

うんちやおならをする前に「ウーン」ときばって泣く

考えられる原因

おなかにガスがたまったり、うんちがでそうで、腸が動いたりするときは、きばって泣くことがある。

対処法

 ⇒ おなかを「の」の字を描くようにさするなどして、うんちやおならがでる手助けを。

泣く理由ケース③

泣き方のようす

アトピーや湿疹のある赤ちゃんが、ふとんに入ると泣きだす

考えられる原因

ふとんに入って体があたたまると、湿疹がかゆくなって泣きだすことがある。

対処法

 ⇒ 爪をたてないようにして、赤ちゃんの体をやさしくさすって寝入らせてあげる。

泣く理由ケース④

泣き方のようす

生後3か月前後の赤ちゃんが、夕方になると決まって泣きだす

考えられる原因・対処法

「3か月コリック（たそがれ泣き）」

泣く理由ケース⑤

泣き方のようす

夜中にかならず何度か起きて、泣きはじめる

考えられる原因・対処法

「夜泣き」

泣く理由ケース⑥

泣き方のようす

なにをやっても泣きやまない、正体不明の泣き

考えられる原因

甘え泣き、ぐずり泣きなど理由はさまざま。喜怒哀楽の感情表現がまだでてこない新生児期は、泣く理由がつかめないことも多い。

対処法

 ⇒ ベランダにでて、新鮮な空気にふれさせるなど、雰囲気をかえると泣きやむことがある。

泣いて知らせる病気と事故

　赤ちゃんが、いつもとちがったつらそうな泣き方をした場合は、病気など体に異変があるのかもしれません。熱はないかなど全身状態をみて、早めに対処してください。また、さっきまできげんよく遊んでいた赤ちゃんが、目を離したとたんにギャーッと泣く場合は、家庭内事故を起こしたおそれが大。思わぬ事故は、赤ちゃんがハイハイをしはじめたころによく起こります。
・頭を打った ⇒ 「頭を打ったときの応急手当て」
・手や指をはさんだ ⇒ 「指をけがしたときの応急手当て」
・やけど ⇒ 「やけどをしたときの応急手当て」
・誤飲 ⇒ 「誤飲の応急手当て」