1日にとりたい食品のめやす(いちにちにとりたいしょくひんのめやす)

 1日に、なにを、どれくらい食べたらいいかを知っておきましょう。30~40歳代のすわり姿勢の多い女性(生活活動強度II・エネルギー所要量1750kcal)の1日に必要な食品の量です。生活活動強度IIとは、2時間くらいの歩行や家事などのほか、1日の大部分をすわった姿勢ですごしている生活内容をさします。現在、日本人の多くがこれに該当します。活動量が多い人(生活活動強度III)はこれより穀物50g、油脂5gをふやし、少ない人(生活活動強度I)は穀物50g、油脂5gを減らします。

●1群 卵・乳製品


卵50g(1個)
乳製品250g(牛乳1と1/4本)
・たんぱく質やカルシウム、ビタミン類がとれます。とくに乳製品のカルシウムは吸収率がいいので、毎日とるようにしましょう。
・牛乳はヨーグルトやチーズなどに置き換えられます。

●2群 肉・魚介・豆・豆製品


肉・魚介100g(肉50g+魚2/3切れ)
豆・豆製品60g(豆腐1/5丁)
・良質のたんぱく質がとれます。朝食で納豆、昼食で煮魚、夕食で肉炒めというように、肉類、魚介類、豆・豆製品を、毎日の食事に組み入れましょう。
・豆・豆製品は、豆腐、納豆、おから、厚揚げ、凍り豆腐などに置き換えることができます。

●3群 野菜・イモ・果物


野菜350g(ほうれん草3株+キャベツ1枚+きゅうり1本)
いも100g(じゃがいも1個)
果物200g(ミカン2個)
・ビタミンA(β-カロテン)、ビタミンC、ミネラル、食物繊維などがとれます。
・野菜の120g以上は緑黄色野菜で、あとは淡色野菜でとるようにします。いも、のり、ワカメなどの海藻類も毎日忘れずに。

●4群 穀物・油脂・砂糖


穀物180g(※1カップ+食パン1枚)
油脂15g(油大さじ1と1/4)
砂糖20g(大さじ2)
・エネルギーや体温となる糖質や油脂がとれます。
・穀物には米やパンのほか、めん類も含まれます。
・油脂や砂糖はとりすぎに注意。

ベビカムは、赤ちゃんが欲しいと思っている人、妊娠している人、子育てをしている人、そしてその家族など、妊娠・出産・育児に関して、少しでも不安や悩みをお持ちの方々のお役に立ちたいと考えています。
本サイトは、妊娠・出産・育児に関して、少しでも皆さまの参考となる情報の提供を目的としています。

掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。

関連するキーワード

食事 1日に摂る食事 生活活動強度 活動量 歩行 家事 乳製品 たんぱく質 カルシウム ビタミン 吸収率 ヨーグルト チーズ 魚介 豆製品 納豆 煮魚 肉炒め 豆腐 納豆 おから 厚揚げ 凍り豆腐 高野豆腐 野菜 果物 ほうれん草 キャベツ キュウリ ミカン 穀物 油脂 砂糖 ビタミンA β-カロテン ビタミンC ミネラル 食物繊維 緑黄色野菜 淡色野菜 海苔 ワカメ エネルギー 体温
ベビカム医学大辞典
powerd by babycome