どんな病気?
東南アジア地域に多発するがんで、EBウイルス(エプスタイン・バーウイルス)の感染が関与していると考えられています。日本には比較的少ない病気です。一般のがんよりも若い時期に発症するのが特徴です。
症状
鼻づまり、耳がふさがった感じ、耳鳴りなどが起き、滲出性中耳炎を併発します。
検査と診断
鼻咽腔ファイバースコープ検査、組織診で診断。CT、MRIのほか、血清学的診断(血液中にあるさまざまな抗体の量を測定することによって、疑いのある病原体に感染しているかどうかを調べる方法)が有効です。
治療
手術による完全切除がむずかしい場所なので、放射線療法と化学療法の併用が中心となりますが、治療効果はかなり上がっています。
あなたへのひとこと
鼻づまりがつづき、首が腫れるなどの症状があれば、耳鼻咽喉科で検査しましょう。
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掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。