花粉症対策(かふんしょうたいさく)

●花粉を近づけないくふうを


 花粉症のつらい症状がでるのを防ぐには、花粉にさらされないようにするのがいちばん。また、自律神経のはたらきが乱れているときに発症し、悪化するので、規則正しい生活を心がけることが大切。睡眠を十分にとって、イライラしないように、じょうずにストレスを発散しましょう。

外出するときは


 ゴーグル風のメガネやマスクなど、花粉症対策のグッズがいろいろ出ています。じょうずに利用してください。
 つばの広い帽子やスカーフなどで、髪や首をおおい、ツルツルした素材の軽いコートをはおって、花粉が衣服に付着するのを防ぐ方法もあります。

外出から帰ったら


 玄関の外でブラシを使って花粉を落としたり、コートを脱いで花粉を払ってから家の中に入るようにします。家族の協力も必要です。その後、洗眼やうがいをし、鼻をかみましょう。

室内環境


 部屋の空気の入れ替えは、夜、窓を細めにあけて行います。空気清浄器を使うとよいでしょう。まめにそうじ機をかけ、ぞうきんがけをします。洗濯物やふとんは、乾燥機を使いましょう。
 やむをえず洗濯物を外に干すときは、花粉をよく払い落としてから取り込んで。

●花粉症の薬の使い方


 花粉症と診断されたら、花粉の飛びはじめる時期の遅くとも2週間前から抗アレルギー剤を使用します。
 花粉が飛びはじめたら、副腎皮質ホルモンのスプレーや抗ヒスタミン剤を耳鼻科で処方してもらいます。眠くならない薬もあります。それでも効かない場合は、経口ステロイド剤を期間限定で使用します。
 ステロイド剤の注射は、使用量のコントロールがむずかしいのでお勧めできません。

■花粉が飛ぶ季節


1月 ほとんど花粉は飛ばない
2月 スギ科、カバノキ科
3月 スギ科、ヒノキ科、カバノキ科、イネ科
4月 スギ科、ヒノキ科、カバノキ科、ブナ科、マツ科、イネ科
5月 ヒノキ科、カバノキ科、ブナ科、マツ科、イネ科、イラクサ科
6月 ブナ科、マツ科、イネ科、イラクサ科
7月 イネ科
8月 イネ科
9月 イネ科、ヨモギ属、ブタクサ属、カナムグラ
10月 イネ科、ヨモギ属、ブタクサ属、カナムグラ
11月 ほとんど花粉は飛ばない
12月 ほとんど花粉は飛ばない

●子どもの花粉症の予防


 バランスのとれた食事や十分な睡眠などで、まずはアレルギー疾患を発症しないように気をつける。また花粉の季節は、大人と同様に花粉を近づけないくふうを。

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掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。

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