高血圧の改善は、生活習慣の見直しから
血圧が高くても、一般にはあまり自覚症状がないため、そのまま放置しがちです。しかし高血圧が続くと、心臓や血管に大きな負担がかかり、動脈硬化が進行します。アメリカでは「サイレント・キラー」(静かなる殺人者)ともいわれています(高血圧症)。
高血圧症の大部分は、肥満、塩分のとりすぎや過度な飲酒、ストレスなど生活習慣が原因です。高血圧は、こうした生活習慣を見直すことで、ある程度、下げることが可能です。
また、血圧は、時間や環境によっても変動します。一般には、昼間の活動期には高く、安静時や睡眠時には低くなります。運動や興奮したときなども一時的に高くなります。
最近は、自宅で簡単にはかれる血圧計が市販されています。40歳以上になったら、からだに異常がなくても月に1回は血圧をはかって、自分の血圧値を把握しておきましょう。高い値がつづき、下がらない場合は、医師に相談しましょう。
●生活習慣の改善
適度な運動
散歩やラジオ体操など、うっすらと汗をかく程度の運動を毎日40分ほど行います。電車やバスの1駅ぶん歩く、階段を使うなど運動を習慣にします。
肥満の解消
太っていると心臓に負担がかかり血圧が上がります。1~2か月かけてじっくり減量します。標準体重=身長(m)×身長(m)×22(まちがいだらけのダイエットの常識)。
塩分の制限
塩分は1日7g以下が目標。みそ汁1杯に2g、ラーメン1杯には6gもの塩分が。練り製品や干物などの制限で減塩を。
飲酒の制限
1日に、日本酒1合、ビール大びん1本、ワイン3分の1びん、ウィスキー水割り2杯。
禁煙
喫煙は心臓や血管に悪影響を及ぼし、心筋梗塞や脳梗塞(脳卒中のいろいろ)にかかる確率が高くなります。いきなり禁煙するのがむずかしいのであれば、まず節煙を。
ストレスの解消
精神的なストレスによって血圧は上昇します。散歩や読書、音楽鑑賞など、好きなことを楽しんで気分転換を。
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掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。