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簡単幼児食レシピ!大人もおいしい♪【イベントレポート】

『ベビカム』で開催した、冷凍食品について学べるオンラインイベント。冷凍食品を使った幼児食レシピなど、その内容をご紹介します。

2023-09-15更新

冷凍食品こそ、安全安心な保存食

 以前開催したベビカムのママ(パパ)向けオンラインイベント「冷食スペシャル② 〜おすすめ!幼児食作り置きレシピ〜」は、(一社)日本冷凍食品協会とコラボでお届けしました。ゲスト、同協会広報部長の三浦佳子さんと、料理研究家の滝村雅晴さんが教えてくれた、冷凍食品についての知識と幼児食レシピをお伝えします♪

冷凍食品の安全性や基礎知識についてのお話は、三浦さんから。

冷凍食品はもともと、缶詰やレトルトと同様に食材を長期保存するために生まれたもの。凍らせることで保存できるので、元々保存料を使う必要がないのが冷凍食品なのです。

歴史を紐解くと、1920年に魚を凍らせるために導入したのが始まりです。1954年には学校給食に採り入れられ、大量調理に冷凍食品が活躍するように。働くママが増えた1994年には、レンジで簡単に調理できる揚げ物が登場しました。そして1999年、お弁当に便利な自然解凍品が誕生。自然解凍品は、35℃で9時間放置しても品質が保たれなければならないという厳しいルールがあります。

 パッケージに「冷凍食品」と記載されているものは、以下の4つの条件を満たしている安全安心な商品です。
*「冷凍食品」の表示がないものもあるのでご注意。

1. 前処理済み 作業で出た生ゴミは家畜の飼料として活用するので食材がムダにならない。
2. 急速凍結 収穫・作ってから30分以内に-30℃から-40℃で凍結。細胞の破壊が少ない。
3. 適切な包装
4. -18℃以下で保管 -18℃以下は、菌が動いたり増えたりせず、食中毒の恐れがない温度。

また、信頼の目安になるものとして、日本冷凍食品協会が、高度な品質と衛生管理体制で作っていることを証明する「認定証マーク」があります。認定証があるものは、輸入品であっても、厳しいチェックをクリアしたものなので安全なんだそうです。購入の際、こちらを確認できたら、さらに安心できますね。

冷凍食品の良さ、おわかりいただけたでしょうか?
冷凍食品は、「手抜き」ではなく「手間抜き」。胸を張って冷凍食品を利用し、空いた時間はお子さんとの大切な時間に充ててくださいね♪

パパっと作れておいしい幼児食5品

 幼児食とは、離乳食から成人食に移行する時期に与えるもので、赤ちゃんの成長と発達に必要な栄養素をバランスよく摂取できるよう工夫された食事のこと。目安は1歳半〜3歳くらいまで。

【幼児食・5つの目的】
①かむ力や舌の動きを鍛える
②食べ物の味や食感に慣れる
③食事のマナーやルールを覚える
④食べ物に対する興味や好奇心を育む
⑤偏食や食べ過ぎを防ぐ

【幼児食で気をつけたい食品・食材】
①塩分が多いもの 濃い味に慣れると舌の感覚が育たない。
②かみにくいもの
③刺激が強いもの(辛いものなど)
④誤嚥の可能性があるもの
⑤脂肪が多いもの
⑥生もの

滝村雅晴さんが教えてくれた幼児食アイデアをご紹介します。 

1︎⃣ほうれんそうのおひたし

【材料】冷凍のカットほうれんそう・しょうゆ・のり・かつお節 適量
ゆでる時の塩 小さじ1

ほうれんそうは熱湯でサッとゆでて解凍し、ザルにとって冷ます。しょうゆで味付け、のりやかつお節をまぶす。風味のある乾物を入れると薄味でも満足できる。しらす干しやカリカリに焼いた油揚げを混ぜても。

2︎⃣れんこんのきんぴら

【材料】冷凍のれんこん 150g
オリーブオイル 大さじ1
しょうゆ 小さじ2
かつお節 適量

 レンコンを熱湯でゆでて解凍し、オリーブオイルで炒める。しょうゆを加える時、焦がさないように。火を止めてからでもOK。仕上げにかつお節をまぶす。年齢月齢よって、適切なサイズに切ってあげて。

3︎⃣里芋とコーンのサラダ

【材料】冷凍の里芋 280g
冷凍のコーン 大さじ5
塩 小さじ1/4〜1/2
マヨネーズ 大さじ2

冷凍の里芋は包装に記載の方法で解凍し、押しつぶす。冷凍コーンはレンジで解凍。すべて混ぜ合わせたらできあがり。

✓冷凍食品の里芋が白いのは、丁寧に洗浄して急速凍結しているから。漂白の白さではありません!!

4︎⃣エビマヨ

【材料】冷凍のむきえび(小さいサイズのもの) 150g
薄力粉(米粉) 大さじ1/2
塩 少々
てんさい糖(砂糖) 小さじ1
ケチャップ 小さじ1
マヨネーズ 小さじ2

むきえびは包装に記載の方法で解凍し、水気をふいて薄力粉または米粉をまぶして油で炒め、塩を加える。火が通ったら、火を消して調味料をからめる。

5︎⃣ひと口コーン揚げ

【材料】冷凍のコーン・薄力粉・水・揚げ油(米油など) 適量
塩 少々

電子レンジでコーンを解凍し、薄力粉をまぶして、ねっとりした状態になるように水を加える。そして、180℃の油にスプーンですくって落とす。ひと口で食べられる大きさが最適。油は、コーンの塊1/3くらいが浸かる程度の量でOK。片面に火が通ったらひっくり返す。揚げたあと、油をしっかり切ることでカリッとした食感が続く。米油を使うと甘くて風味があるのでおすすめ。

「苦手な食べ物があることで、ママがストレスを感じないでください。トマトが嫌い、ネギは避ける、といった立派な大人たちもいますから(笑)。親子一緒にご飯を食べることが楽しい!という雰囲気が大切」と、滝村さんからのアドバイスです♪

ゲスト

三浦佳子さん

(一社)日本冷凍食品協会広報部長。また、消費生活コンサルタントとして全国各地で講演。生活者の視点、働くママの経験を説きながら数々のメディアに出演。わかりやすく面白いと定評あるトークは、新米ママから90代の高齢者までリピート多数。「冷凍食品は手抜きではなく手間抜き」を広め、育児中のママ、パパに罪悪感なく有効な時間を使える食材であることを知らせたい! と奮闘中。

 

滝村雅晴さん

料理研究家。株式会社ビストロパパ代表取締役。
料理を通して、家族の食育・共食と健康作り、ワークライフバランスやウェルビーイングを推進する料理研究家。NHK「あさイチ」「きょうの料理」、日テレ「3分クッキング」等出演。農林水産省食育推進会議専門委員を10年間歴任。『生き抜くためのごはんの作り方 : 悩みに効く16人のレシピ (14歳の世渡り術)』(河出書房新社・共著)発売中。

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