消費者庁では、小さな子どもが誤ってアルコール飲料を飲んでしまい、病院を受診するケースが報告されていることを受け、注意を呼び掛けています。
〇飲み残しのワインを飲んでしまった
「夕食後、保護者が飲み残してテーブル(高さ約50cm)に置いたままになっていたグラスに入っているワインを、子どもが飲んだ。しばらくして顔が少し紅潮し、ぐったりとしてきたので受診」(0歳)
〇ジュースと間違えた
「ジュースと並べて置いてあったお酒(アルコール5% 275ml入りの瓶)を、子どもが半分くらい飲んで受診。血液検査を行った」(4歳)
からだの小さい乳幼児は、大人とは違い、少ない量でもアルコール中毒になる恐れがあります。
ジュースに見えてしまう「お酒」
子どもが間違ってアルコールを飲まないように、ママやパパは気を付けていますか?
・小さな子どもは「お酒」「アルコール」と書いてあっても分かりません。
・果実酒などの缶や瓶に果物のイラストが描かれていると、子どもはジュースと見分けがつきません。
・パパやママがおいしそうに飲んでいるアルコールを、子どもも飲みたがることもあります。
・グラスなどに入ったアルコール飲料を放置していると、子どもが誤飲する危険があります。
・ケーキやゼリーにアルコールが入っていることもあります。
アルコールの誤飲から子どもを守って!
小さな子どもがいる家庭では「子どもが誤飲するかもしれない…」と、万が一のことを考えながら、アルコールとつきあうようにしましょう。
・アルコールは子どもの目に触れないようにする
・絶対に子どもの手の届かない所に置く
・アルコールをグラスなどに入れっぱなしにして、席を離れない
・冷蔵庫の中に入れるときも、子どもが取ることができない位置に置く。
誤飲は家庭やお店だけではありません。子どもも参加するお祭りやバーベキューなどで大人がアルコールを飲むときも、子どもが間違って飲まないように注意してくださいね。
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