睡眠時の体勢(うつぶせ寝)についてのお悩み
寝返りをするようになった赤ちゃんが、うつぶせ寝を好むということはよくあります。しかし、赤ちゃんのうつぶせ寝に不安を感じるママも少なくありません。今回の相談者・まめこまめおさん( 29歳女性)もその1人。
「まもなく6ヶ月になる息子がいます。寝返りをうち始めてから、うつぶせ寝をするようになりました。寝ている時に体勢を戻しているのですが、またいつの間にか、うつぶせ寝 に戻っています。本人が居心地いいのか、仰向けに戻すとギャン泣き…。うつぶせ寝は問題ないのでしょうか?」とのこと。
うつぶせ寝の危険性について助産師さんに聞きました。
山本智美さん(聖母病院看護部長・助産師)のアドバイスは…
山本さんによると「うつぶせ寝はSIDS(乳幼児突然死症候群)の発生率が高いため、問題ないとはいえない」とのこと。SIDSとは、元気だった赤ちゃんがなんの前ぶれもなく、突然呼吸が止まり、死亡してしまう病気です。
相談者のお子さんは現在6ヶ月ですが、「SIDSは生後6ヶ月までが起こりやすい時期なので、お子さんの場合は十分な注意が必要です。うつぶせ寝で寝入った場合には、これまで通り仰向け寝にする方が安心だと思いますし、長時間一人で寝かせないようにした方がよいでしょう」とアドバイスします。
ただし、一般的には赤ちゃんが仰向け→うつぶせと、うつぶせ→仰向けのどちらもできるようになったら、仰向け寝の姿勢に戻す必要はないとされているそう。「その場合もSIDS のリスクを減らすために、眠り始めるときに仰向け寝の姿勢にしてあげることと、寝返りをした時に備えて赤ちゃんの周囲に柔らかな寝具を置かないようにすることに注意しましょう」とのこと。
回答では、SIDS発症リスクを低くするためのポイントについても解説しています。赤ちゃんがいるママはぜひチェックしてみてくださいね!
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Q.睡眠時の体勢(うつぶせ寝)について。
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