乳幼児突然死症候群(にゅうようじとつぜんししょうこうぐん)

図「無題」 これは、元気だった赤ちゃんがなんの前ぶれもなく、突然呼吸が止まり、死亡してしまうものですが、原因についてはいろいろな説があって、まだ確かなことが解明されていない原因不明の病気といえます。
 最近では、呼吸中枢をつかさどる脳のある部分になんらかの異常があって起こるのではないかという考え方が一般的です。
 生後4か月をピークとして6か月までに80%が発生します。発生率は約0.04%、出生1万人に対し、約4人です。日本での発症率は、欧米にくらべるとかなり低いです。
 欧米での調査で、起こしやすいと疑われる危険因子は、うつぶせ寝、周囲・保護者などの喫煙、人工乳、着せすぎなどです。
 厚生労働省でも、あお向けに寝かせ、できるだけ母乳保育、保護者には禁煙をすすめるように決めました。うつぶせ寝をやめるキャンペーンの普及により、日本での発生率も0.02〜0.03%程度になったようです。
 しかしこれは、事故ではありません。病気ですから、完全に避けることはできないでしょう。ただ発症リスクからなるべく遠ざけるという意味で、知っておきましょう。

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