子どもの健康を維持するための強い味方

子どもは、さまざまな病気を乗り越えながら成長していきます。とくに月齢の低い赤ちゃんの場合、突然病気になることが多く、周囲を心配させます。
子どもには、生まれながら自然治癒力がそなわっています。そうした能力をじょうずに生かし、助けるのが医師と親の努めです。病気の診断と治療は医師、家庭でのケアは親の役目です。
ホームドクターをもつと、データの蓄積もあるので、その子に合ったより適切な治療ができます。とくに、アレルギー体質などの子どもは、薬1つとっても適切な薬を処方してくれます。ホームドクターは、子どもが健康を維持していくための協力者といえます。
ですから、中学生ぐらいまで(ティーンエイジ=19歳までともいわれるが)小児科で診察を受けてもよいでしょう。
ふだんのようすを知ってもらうと診断も確実
ホームドクターには、病気のときだけでなく、健康診断を受けたり、予防接種のことなどを相談して、ふだんから子どもの体質やくせなど、健康なときの状態を知っておいてもらうことが大切です。そうすることで、より理想的な診察が受けられるでしょう。
なお、以前は小児科もほかの診療科と同じように「病気になってからいくところ」でしたが、最近では病気以前の段階で受診する人がふえています。
たとえば、発育や発達の相談。そのなかには小学生や中学生の登校拒否などの悩みなども含まれています。子どもの健康全般を考えると、体だけでなく心の問題も、同じように小児科の領域です。ふだんの子どもの健康管理や心配ごと、親自身の育児不安などについても、気軽に受診して指導を受けることをおすすめします。
とくに、乳幼児の場合、マニュアルどおりに育たないという悩みをかかえる親の相談も多くみられますが、その子の個性を認めて理解し、親に適切なアドバイスをしていくのも小児科医の役目なのです。
このように病気のときだけでなく、子育て全般の相談も気軽にできるホームドクターが身近にいると心強いものです。なんでも心を開いて話せる、信頼できる医師を選びましょう。
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掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。