★学校でいじめられる
「いじめ」とひと口にいっても、いたずらやふざけっこ程度のものから、犯罪的なものまでいろいろなケースがあり、簡単には論じられません。事態がきわめて深刻で悪質な場合は、専門家の力を借りなければなりませんが、まずは、親が子どもとしっかり向き合って、正確な状況をつかむことです。そのためには、ふだんから子どもがいつでも相談できるような関係をつくっておくことが望まれます。そのうえで先生にも実態を話して、いっしょに具体的な対応策を考えます。
★友だちをいじめる
最近のいじめは複雑な問題をかかえていますが、いじめっ子が発生しやすい背景の1つとして、父親が母親に威圧的態度をとったり暴力を加えたりする家庭、逆に母親が父親をおとしめたり、冷遇している家庭があげられます。親の行動を子どもがまねるのです。
いじめっ子の感情は不安定で、いつも心が満たされず、寛容さに欠け、他人の心の痛みがわかりません。親は子どもの本音を聞き出し、他人の気持ちをくみとるやさしさや人間の尊厳を教え、自分が生きていくうえでの自信、自己をコントロールする力を身につけさせるよう努力しましょう。
★学校にいきたがらない
(「不登校」)
朝、子どもが起きてこない、または起きても腹痛などを訴えて学校にいきたがらないということがあります。
原因については、勉強がわからなくなり、ついていけなくなった、友だちができない、仲間はずれにされた、いじめを受けた、先生との相性が合わない、などが考えられますが、親としては、病気などで子どもが明らかに休まなければならないという以外に、何日か学校を休んだら、まず子どもの気持ちをじっくり聞いてあげましょう。
「おなかが痛い」などといっても、その裏になにか別のことが隠されていることがときとしてあるからです。
そして原因になっていることがわかったら、先生に相談して子どもの負担を取り除く最大の努力をしましょう。
★落ち着きがなく授業のじゃま
いつも落ち着きがない子(「注意欠陥多動症」)は、好奇心が旺盛な反面、気持ちの中になにか不安をかかえていることが多いようです。授業中に走りまわったり、大声で話したりするのは、自分に関心を集めたいのです。家庭で子どもに十分関心を向けてあげましょう。
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