包茎(ほうけい)

どんな病気?


男の子の病気で、陰茎の先端の亀頭が、いつも包皮におおわれていて、亀頭が見えない状態をいいます。

症状


乳幼児の場合、亀頭は包皮におおわれて、見えないのがふつうです。しかし、中学生ころになって思春期をむかえると、自然に包皮がむけて、亀頭が常に露出した状態になります。
 乳幼児でも、手で包皮を引き下げると、ほとんどの子は、皮がむけて亀頭が現れます。これは仮性包茎といって、まったく問題ありません。
 一方、包皮口がせまかったり、癒着しているため、包皮を引き下げても、皮がつっぱって亀頭がまったく見えないときは真性包茎が疑われます。
 この場合、排尿の際、亀頭がふくらんで尿がでにくくなったり、尿が横に飛び散ったりします。また、亀頭と包皮のあいだに細菌が繁殖して亀頭包皮炎(「亀頭包皮炎」)を起こしやすくなります。

原因


包茎は基本的には先天的なものと考えられますが、乳幼児の場合は、生理的なもので病気ではありません。

治療


真性包茎で、亀頭包皮炎などの感染をくり返す場合は、幼稚園入園までに手術を行うのがよいでしょう。15分ほどですむ手術ですが、子どもの場合は全身麻酔が必要になります。日帰りか、入院しても2~3日程度です。

家庭でのケア


包皮がむりなく下がるようなら、入浴時に引き下げて、亀頭を石けんできれいに洗ってあげましょう。
図「包茎」

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