潰瘍性大腸炎(かいようせいだいちょうえん)

どんな病気?


大腸の粘膜にただれや潰瘍をつくる病気です。子どもの場合は重症化しやすいといわれます。

症状


くり返し腹痛や下痢、血便がみられます。発熱や脱水症状、貧血、体重減少などの症状がでることもあります。ゆっくり発症して慢性化していくケースが多く、子どもでは80~90%は重症化するといわれます。また症状が似ている別の病気、たとえばクローン病などとの鑑別も大事です(「クローン病」)。

原因


遺伝的な要素に、免疫反応異常が加わって発症すると考えられますが、はっきりしていません。

治療


急性期には食欲不振、消化吸収能力の低下がみられるので、低脂肪、かすが残りにくい低残渣の成分食を与えます。その後は、成長期なので低アレルギー、低残渣の食事を心がける以外、食事制限はなるべく行いません。腸の粘膜の炎症は、軽症ならサラゾピリン、重症なら副腎皮質ホルモン剤(ステロイド)などの薬物を投与します。

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