回虫症(かいちゅうしょう)

どんな病気?


回虫の卵がついた食べ物などから感染し、寄生する場所によって、肺炎や腸炎、胆道炎などを起こします。

症状


人の消化管で卵が孵化して幼虫になり、肺に達すれば肺炎(「肺炎」)を起こします。成虫になって腸にもどって寄生すると、嘔吐、上腹部痛、貧血、動悸などの症状が現れます。胆道に迷い込んで炎症を起こし、はげしい腹痛が起こることもあります。

原因


回虫の卵がついた生野菜を口にしたり、動物の糞便から感染します。イヌ・ネコ回虫症といい、子イヌやネコに感染している回虫の卵が砂場の砂に混入し、感染する例もあります。

治療


パモ酸ピランテルやメベンダゾールの駆除剤を服用します。

家庭でのケア


生野菜はかならず流水で十分に洗ってから食べます。有機野菜などは回虫の卵が付着している可能性があるので、とくに注意しましょう。

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