副鼻腔炎(ふくびくうえん)

どんな病気?


 急性鼻炎(鼻炎)やアレルギーが関与して起こる、副鼻腔の粘膜の炎症です。膿のような鼻汁がたまります。

急性副鼻腔炎


症状


 鼻づまり、膿のような鼻汁、発熱、頭痛、ほおの痛みなどがあります。むし歯の原因菌が感染して起こることもあります。

治療


 抗菌剤や消炎鎮痛剤を使用します。鼻腔内に血管収縮剤を使用して、粘膜の腫張を取り、分泌物の排泄をよくします。重症の場合は、分泌物がたまっている洞内の洗浄のために、副鼻腔洗浄(自然口洗浄療法、上顎洞穿刺洗浄法)が行われます。


慢性副鼻腔炎(蓄膿症)


症状


 副鼻腔の炎症が治らず、慢性化して膿がたまった状態です。鼻づまりのために口呼吸となり、鼻汁がのどへまわって、気管支炎を起こすこともあります。人によっては、頭が重くなったり、においがわからなくなることもあります。
 かつては非常に多い病気でしたが、食生活が豊かになり、抗生物質が発達してきたことなどで減ってきています。

治療


 鼻腔内に血管収縮剤をスプレーし、鼻汁を吸引したあと、抗生物質や副腎皮質ホルモンなどのネブライザー治療を行います。鼻洗浄、副鼻腔洗浄といった方法もあります。重症化した場合、手術を行いますが、内視鏡下鼻内副鼻腔手術が行われるようになり、患者さんの負担が軽くなりました。
 鼻ポリープ(鼻茸)鼻中隔弯曲症をともなっている場合は、その手術が必要な場合もあります。

あなたへのひとこと


 アレルギーが関与した副鼻腔炎もふえています。急性のうちに治療します。

ベビカムは、赤ちゃんが欲しいと思っている人、妊娠している人、子育てをしている人、そしてその家族など、妊娠・出産・育児に関して、少しでも不安や悩みをお持ちの方々のお役に立ちたいと考えています。
本サイトは、妊娠・出産・育児に関して、少しでも皆さまの参考となる情報の提供を目的としています。

掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。

関連するキーワード

副鼻腔炎 急性鼻炎 アレルギー 副鼻腔粘膜 炎症 膿のような鼻汁 急性副鼻腔炎 鼻づまり 発熱 頭痛 頭が痛い ほおの痛み むし歯 抗菌剤 消炎鎮痛剤 血管収縮剤 腫張 分泌物 洗浄 副鼻腔洗浄 自然口洗浄療法 上顎洞穿刺洗浄法 慢性副鼻腔炎 蓄膿症 慢性化 口呼吸 気管支炎 頭が重い 頭重感 においがわからない 抗生物質 血管収縮剤 副腎皮質ホルモン ネブライザー 鼻洗浄 副鼻腔洗浄 手術 内視鏡下鼻内副鼻腔手術 鼻ポリープ 鼻茸 鼻中隔弯曲症
ベビカム医学大辞典
powerd by babycome