子どもと耳の病気(こどもとみみのびょうき)

 子どもに多い耳の病気は中耳炎(急性中耳炎)ですが、耳の病気は痛みがないかぎり、保護者も気づきにくいもの。子どもの耳の聞こえには、つねに注意をはらってください。テレビの音量を大きくしていたり、声かけに反応がにぶいときには、耳の病気を疑って、耳鼻科を受診します。乳幼児では、難聴がことばの遅れにつながることもあります。
 また、寝かせたままで授乳をすると、上咽頭から耳管を通ってミルクが中耳に入り、滲出性中耳炎を起こすことがあります。授乳は抱っこで行います。
 耳そうじのしすぎにも注意を。外耳を傷つけて、外耳道炎の原因になることがあるからです。耳そうじは2~3週間に1回ぐらいが適当です。綿棒を使って行いましょう。外耳道炎になると、かゆみから手指で耳をかきむしって、炎症をひどくすることがあります。爪を短く切ったり、手袋をはめるなどして、耳を傷つけないように注意を。

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