どんな病気?
耳の穴の入り口から鼓膜までの管状の空間を外耳道といいます。外耳道の内側はふつうの皮膚と構造が同じなので、汚れや細菌の感染などでおできや炎症が起こります。
急性限局性外耳道炎(耳
せつ )
症状
海水浴や入浴などで、耳に不潔な水が入ったり、耳そうじ(指の爪、耳かき)などでつけた傷が原因で、外耳道の入り口付近にある毛嚢や耳垢腺などに感染を起こしたものです。耳にさわったり、ものをかむと痛みます。
ひどくなって、膿のかたまりができたものを耳せつといいます。夏に起こることが多く、また、糖尿病の人に多くみられます。
治療
抗生物質や消炎鎮痛剤を内服し、抗生物質の軟膏を塗ります。膿が出てしまえば、痛みはやわらぎます。
外耳道湿疹
症状
外耳道の皮膚に起こる湿疹で、耳そうじなどでつけた傷や、毛染めの薬、化粧品などの刺激により生じます。はじめはかゆみだけですが、しだいに痛がゆくなり、耳だれが出たり、多量の耳垢(耳あか)が出ます。顔面や頭部の湿疹と同時にできることも。
治療
副腎皮質ホルモンの軟膏を塗ります。かゆみが強ければ抗ヒスタミン剤を内服します。
真菌性外耳道炎(外耳道真菌症)
症状
おもにアスペルギルスやカンジダなどの真菌(カビ)が感染して起こります。外耳道が湿っていたり、耳そうじなどでつけた傷が誘因になります。耳がつまった感じがして、多量の耳垢(耳あか)がくり返したまります。
治療
耳鏡検査を行い、真菌培養検査で菌の種類を確定します。消毒したうえで乾燥させ、抗真菌剤を塗ります。
あなたへのひとこと
水泳のあとは耳の中の水けを綿棒でふきとります。
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