アレルギー性結膜炎(あれるぎーせいけつまくえん)

どんな病気?


 からだに異物が侵入したときに、防御反応が必要以上にはたらくことをアレルギー反応といいます。アレルギー性結膜炎は、アレルギー反応によって起こる結膜の炎症です。

症状


 白目の充血、目のかゆみ、流涙、目やに、まぶたの腫れ、異物感のほか、頭痛などが現れ、くしゃみや鼻水などのアレルギー性鼻炎(鼻過敏症)の症状をともなうことがあります。

原因


 アレルギーを起こす物質をアレルゲンといいます。アレルゲンはスギ、ブタクサなどの花粉、ダニやハウスダスト、ペットの毛などですが、花粉がアレルゲンの場合を花粉症季節性アレルギー性結膜炎)、ダニやハウスダストが原因のものを通年性アレルギー性結膜炎といいます。
 コンタクトレンズの装着や薬剤の使用で起こることもあり、涙が減少すると起こりやすくなります。

治療


 抗炎症剤、抗アレルギー剤、ステロイド剤の点眼などで治療します。アレルゲンを見つけて除くことも大事ですが、複数の原因が重なっていて、特定できないこともあります。
 花粉症では、花粉が飛ぶ10日ぐらい前から抗アレルギー剤を点眼すると、症状をやわらげる効果があります。

あなたへのひとこと


 コンタクトレンズや目薬の使用中に症状がでたら、はずしてようすをみたり、装着時間を短くします。花粉症の人は外出時はマスクやメガネをつけ、帰宅したときは衣服をはたいておく、シャワーで顔や目、髪を洗うなどを心がけ、花粉の多いときはなるべく外出を避けましょう。

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掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。

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