胃酸過多症(いさんかたしょう)

どんな病気?


 胃液中の塩酸の量が多く、酸性度が異常に高くなる状態です。これに対して、塩酸の量が少なく、酸性度が異常に低い状態を程度によって減酸症無酸症といいます。

症状


 胸やけ、げっぷ、あるいは呑酸(すっぱい液が胃からこみ上げてくる)などの酸症状がおもな症状です。

原因


 慢性胃炎十二指腸潰瘍食道がん胃がんなどでもみられる症状です。受診して検査を受け、原因を確かめることが先決です。

治療


 検査の結果、心配な病気が見あたらない場合は、市販の胃薬で酸症状をやわらげる治療を行ってもよいでしょう。日常生活では、香辛料、コーヒー、炭酸飲料、漬け物、アルコール、タバコなど、胃液の分泌を促進するものは避けるようにします。

あなたへのひとこと


 酸症状に対して、検査をせずに胃酸過多症と自己判断し、市販の胃薬を服用して症状を抑えるのはやめましょう。早期の胃がんを見逃す危険性につながります。

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掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。

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