口臭のほとんどは口の中を清潔にすることで防げます
口臭は、自分ではなかなかわかりにくいものです。それだけに、もしかしたら自分にも口臭があるのでは、と不安になります。
朝起きたときや、おなかがすいているとき、また緊張したりストレスが強いときには、唾液の分泌が少なくなって唾液の自浄作用が落ちてきます。そのため、口の中のにおいが強くなります。これは生理的なものなので、水を飲んだり、時間がたてばにおいもなくなります。
口臭がつづく場合、そのほとんどは、歯や舌の汚れが原因です。口臭の原因となる病気がないかぎり(口臭の原因)、口の中を清潔にしておくことが、口臭を防ぐ基本だといえます。
歯みがきだけでなく、舌の汚れも取りましょう。舌の汚れを取る専用の器具がありますから、それを利用するか、濡れたガーゼなどでそっと舌の表面の汚れをふき取ります。
臭いと思い込む精神的な問題も
いくら口臭がないと説明しても口臭があると思いこんで、悩んでいる人もいます。
対人関係や社会との関係がうまくいかないことを口臭のせいだと思い込んだり、口臭が原因で人に嫌われると過剰に心配して、口臭恐怖症(口臭、自己臭恐怖と醜形恐怖)になっていると考えられます。こういう場合は精神科での治療が必要です。
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