どんな病気?
心臓を構成する心筋に炎症が起こる病気です。
症状
ウイルス性心筋炎では、発熱、せき、のどの痛みといったかぜの症状や、吐き気、嘔吐、下痢などの消化器症状が起こり、数日後に、呼吸困難、胸痛、むくみなどの心臓症状が現れます。胸痛は合併する心膜炎の症状で、息を吸うときに強く、前かがみの姿勢ではやわらぐのが特徴です。
症状がはげしい急性期には、心不全や不整脈も起こり、重症になると生命にかかわることもあります。重症の不整脈では、動悸、めまい、失神も起こります。
原因
細菌、ウイルス、寄生虫などの病原微生物の感染のほか、毒物、膠原病(免疫の異常)なども原因に。多いのはウイルス性心筋炎ですが、ウイルスが確認できず、原因不明の特発性心筋炎という診断名になることもあります。
治療
入院が必要ですが、軽症なら胸痛をおさえる鎮痛剤だけで改善します。
あなたへのひとこと
多くは一過性ですが、重篤になることもあるので、発症初期は軽度でも入院します。
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掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。