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『日本橋 母乳バンク』がオープン!1人でも多くの赤ちゃんを救いたい!

ピジョン株式会社は、「日本母乳バンク協会」の「早く小さく生まれた赤ちゃんの健やかな成長を支える」活動に賛同し、日本での母乳バンク普及のため、「ピジョン」本社1階に国内2ヶ所目となる『日本橋 母乳バンク』の開設支援をしました。

2020-09-18更新

『日本橋 母乳バンク』の特長

『日本橋 母乳バンク』※撮影のためサンプル品を撮影しています

 

『日本橋 母乳バンク』は、より多くの早産の赤ちゃんにドナーミルクを届けられるよう、育児メーカー「ピジョン」が開設を全面サポートした施設です。そのオープニングセレモニーが9月1日に「ピジョン」本社1階で行われました。

母乳バンクとは、母乳を必要としているけれど、自分の母親から母乳を得られない早産の小さな赤ちゃん(出生体重1,500g未満)に、「ドナーミルク」(寄付された母乳を処理したもの)を提供する施設のこと。国際的な運用基準に基づき、母乳の検査や低温殺菌処理を行い、安全に保管、保存することが求められます。

「ピジョン」本社に設置された『日本橋 母乳バンク』は、処理能力が高い低温殺菌機械を取り入れることで、年間2,000ℓの母乳を処理する予定。これにより、約600人の早く小さく生まれた赤ちゃんにドナーミルクを届けることができるそう。それでも、日本では、1,500g未満で生まれる赤ちゃんは年間約7,000人で、その内約3,000人がドナーミルクが必要とされており、まだまだ施設が不足しています。

「日本母乳バンク協会」代表理事の水野克己さんは、「小さな命が健康に育ってほしい。少子化が進む今、赤ちゃん一人ひとりが大切にすくすく育ってもらえるよう、みんなの支援がこの活動に向かっていくことを願っております」とコメントしました。

『日本橋 母乳バンク』開設の思い

オープニングセレモニーテープカット 左からピジョン株式会社北澤憲政社長、日本母乳バンク協会 水野克己代表理事 根元匠前厚生労働相

 

世界では600ヶ所を超える母乳バンク施設がある中、日本では、これまで、昭和大学江東豊洲病院の1ヶ所のみ。一方、2018年からドナーミルクを利用するNICU(新生児集中治療室)が増加しており、国内の需要に見合うだけの母乳バンクの整備と経済的サポートが必要とされていました。

そんな中で開設された日本橋 母乳バンク』。「ピジョン」の北澤憲政社長は「日本で母乳バンクの施設が不足している状況を知り、1人でも多くの赤ちゃんを救いたいとの思いから、バンク開設へのサポートを決定し開設に至りました」と、育児メーカー「ピジョン」がやらなくて誰がやるのかと熱い思いを語りました。

多くの人に母乳バンクを知ってもらい、支援の輪が広がっていくことを願います。気になった人は、ぜひ協会のホームページやピジョンのYouTubeチャンネルで動画をチェックしてみてください!

日本母乳バンク協会:https://jhmba.or.jp

日本橋 母乳バンク紹介動画
ロングver. :https://youtu.be/zsu9eba6pEY
ショートver.:https://youtu.be/u5Sq8yp67RA

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