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妊娠・出産…夫婦のリアルな気持ち!不安もあるのが当たり前!

妊娠・出産はパパ・ママの人生がガラリと変わる一大イベントです。だからこそ、それぞれが不安を抱え、すれ違いやすい時期でもあります。今回のアンケートでは、先輩パパ・ママに妊娠中・出産後を振り返って、当時の気持ちや、やらずに後悔したことなどを聞きました。

2020-06-30更新


ライフステージが大きく変化する妊娠・出産。仲良しの夫婦でも、生活や考え方にすれ違いを感じることもあるかもしれません。今回は、先輩パパ・ママに妊娠中・出産後の本音をリサーチしました。不安や戸惑い、当時言えなかったことにもたくさんの回答がありました。これから赤ちゃんを迎える夫婦へのメッセージもありますよ!

ママの変化に戸惑い…。パパの不安や後悔とは?

妊娠はママの身体だけでなく、心にも大きく影響します。ひどいつわりで起き上がれなかったり、わけもなくイライラしたり、悲しくなったり…。アンケートによれば、こういったママの変化にいちばん近くにいるパパも戸惑っていた様子が垣間見えました。

「妊娠中のママに戸惑ったことは何ですか?」という質問に対し、パパの多くが「つわりの対応」「ママの感情の起伏・イライラ」に戸惑ったと回答。

他にも以下のような回答がパパたちから寄せられました。

Q. 妊娠中のママに戸惑ったことは何ですか?

・マニュアルがないので何もかもわからなかった

・おなかが大きくなるにつれての対応の仕方に戸惑った

・体調が悪い時にどうしてあげればいいのかわからなかった

・どんどん増えていく体重

・メンタルが不安定になること

など

ママの変化に対応しきれなかったというパパが大半の中、少数派ではあるものの戸惑ったことは「特になし」と答えたパパも。ママとのコミュニケーションがうまくとれていたり、すで1人目を経験したパパなどは戸惑うことも少ないかもしれませんね。

これを踏まえて、「ママの妊娠中に、しておいたほうが良かったと思うことは何ですか?」という質問に対しては、「ママとの2人きりの時間を過ごすこと」「母子手帳や写真などで子どもの成長の記録を丁寧にとっておくこと」を挙げたパパが多く見受けられました。ともに、出産前だからこそできる貴重な時間だということがよくわかります。

Q.ママの妊娠中に、しておいたほうが良かったと思うことは何ですか?

・両親学級に行けばよかった

・エコー写真のアルバム作成

・旅行や会話、スキンシップ

・産後の便利グッズを調べること

・離乳食や幼児食の勉強

・ママの健診に付き添うこと

・上の子とたくさん遊ぶこと

・何がどこにあるのか、家のことをもっと知っておくべきだった

など

ママとのコミュニケーションはもちろん、育児や家事について積極的になるということが、心が不安定なママの安心感につながっているのかもしれません。
先輩パパのアドバイス、これから赤ちゃんを迎えるというパパたちにはぜひ参考にしてもらいたいです。

パパの育児中の不安は「子どものことがわからない!」

アンケートによれば、妊娠中に限らず、出産後もパパは子どものことがわからない不安を抱えながら過ごしていることが見えてきました。

「ママの出産後、育児中に心配や不安になったことは何ですか?」という問いに、下記のような回答が数多く寄せられました。

Q.ママの出産後、育児中に心配や不安になったことは何ですか?

(育児について)

・子どもが夜、全然寝てくれなくて不安になった

・子どもが寝てばかりで不安になった

・両親の応援が期待できない中、どう育児を乗り切っていったらよいか

・生後数日の子どもと2人きりになった時、どうあやしたらいいかわからなかった

・沐浴や抱っこの仕方が合っているのかわからなかった

(ママについて)

・乳腺炎に何回もなったのでまた乳腺炎にならないかヒヤヒヤしていた

・奥さんの産後の体調や傷、むくみが大丈夫か心配だった

・妻の情緒が不安定だったが、仕事が忙しく、十分にケアできなかったこと

など

このように、子どもの成長やママの体調について不安を抱えていたパパが数多く目立った一方、「2人目は特に問題なし」と1度経験すると余裕が生まれるパパもほとんど。「事前にどんなに勉強しても現実は違う」という声もあり、みんな不安になるのは当たり前と思うくらいがちょうど良いのかもしれません。

小さな赤ちゃんを前に、不安を感じているのはパパもママも同じということを頭のどこかで覚えていると、「自分だけじゃないんだ」と思えますね。
不安を感じた時は、パートナーにヘルプを出しつつ、一緒に成長していけたらいいですね。

ママ必見!パパが父親になる瞬間はいつ?

ママはとくに気になるであろう「パパが父親になったと自覚する瞬間」ですが、ベビカムのアンケートでは以下のような結果になりました。約5割のパパが「子どもが誕生した時」という回答に。ついで多かったのが「ママの妊娠がわかった時」(14.5%)という結果になりました。

男性が「父親」という自覚を持つのは、女性が「母親」になるより時間がかかるとも言われることもありますが、今回のアンケートでは74%のパパが赤ちゃんが生まれた時には「父親」の自覚を持っているということがわかりました。

また、『「自分が父親になった」と実感したのはどんな時ですか?』という質問には、以下のような回答が寄せられました。これはパパによってさまざまで、これまでの経験や環境が影響しているのかもしれません。

Q.「自分が父親になった」と実感したのはどんな時ですか?

・生まれてきた我が子を初めて抱っこした時

・出産に立ち会った時

・子どもの泣き声がする前に目が覚めるようになった時

・子どもの話が夫婦の中心になった時

・子どもがパパと言って抱きついてきた時

・妻が妊娠した時

・自分に似ているところを発見した時

・いまだに不思議な感じ

など

父親になる瞬間が明確なパパもいれば、徐々に父親になっていくというパターンのパパも。子育てに正解がないように、親のあり方も十人十色。人と比べず、自分たちのベストを探るのがよいのかもしれませんね。

理想の父親像は「家族と子どもを一番に」という思い

理想の父親像についての質問は、回答はさまざまであったものの、根底には「家族と子どもを守りたい」という気持ちが表れているものがほとんどでした。具体的な回答は以下の通りです。

Q.あなたが思う、「理想の父親」はどんな人ですか?

・家族をいちばんに考える

・子どもと奥さんを大切にする

・家族を養い守る

・どんな時でも、子どもを応援できる

・大人になっても友達のようなお父さん

・何があっても動じずにどんと構える

・高収入、低姿勢

・安心できて、ほっとできる存在

・子どもにたくさんの経験をさせてあげられる

・まだ模索中

など

パパも子育てをしながら、理想の父親像を探っている模様。その理想と現実のギャップはどれくらいなのでしょうか? 次の質問ではパパの自己採点が明らかに・・・。

『現在、あなたは「理想の父親」になれていると思いますか?』との質問の回答では、最も多かったのが「まあまあ」(36.4%)、ついで「まだまだ」(22.5%)、「もう少し」(20.8%)という結果に。自己評価は厳しすぎても、甘すぎてもよくありませんが、パパなりにがんばっているという気持ちが結果に反映されているのかもしれませんね。

夫婦共有のお世話グッズは時間をかけて選ぶとよし!

ここまでパパ側の意見を紹介してきましたが、ここからはママの意見を紹介していきます。これから出産を迎えるパパたちはぜひ一読を。育児の「わからない」が少し解消されるかもしれません。

「産後、パパに用意して欲しかったグッズはありましたか?」の問いには、「特になし」と答えるママが多数。「私好みのものにしたかったので」というママの本音もチラリと見え隠れしていました。

一方、欲しかったグッズがあったという回答をしたママたちは、「空気清浄機」「ゆったり眠るためのプラネタリウム」「ドーナツクッション」など具体的なグッズを挙げるという特徴が。産後のグッズはサプライズではなく、事前にママの意見を聞いてプレゼントするのがよいかもしれませんね。

「パパと一緒に使える、赤ちゃんのお世話グッズは何ですか?」とママたちに聞いたところ、「抱っこ紐」「マザーズバッグ」「ベビーカー」が圧倒的な支持を受けていました。出産前に、二人のお気に入りを買っておくと、その後の育児生活にも良い影響がありそうですね。

妊娠・出産、ママが言えなかったパパへの気持ち。

出産・産後と育児にかかりきりのママ。そんな日々を振り返って、「パパに言いたかったけど言えなかったことはありますか?」という質問を投げかけてみました。

Q.妊娠中と産後、パパに言いたかったけど言えなかったことはありますか?

・早く帰ってきてほしかった

・自分のことは自分でちゃんとして!

・もっと育児してほしかった

・出産近くの飲み会や外出を減らしてほしい

・ゆっくり休んでと言ってくれるものの、家事・育児は誰がやるの?

・つわりがひどかったので、ご飯の支度を手伝ってほしかった

・もっと一緒に外出したかった

・疲れているのはお互い様だけど、自分のことばかり言わないでほしい

・一緒に歩くとき、速度を合わせてほしかった

・出会ってくれてありがとう

・いつもありがとう

多かったのは、体調への気遣いや家事についてのこと。仕事や付き合いのバランスを気にしているママも見受けられました。自分へのフォローのお願いを遠慮しちゃうママも多いのかもしれません。こんなとき、やはり大切なのは2人で話すこと。ストレスをためて爆発する前に、「助けてほしい!」と言える関係性を作っておくことが大事です。

先輩パパ・ママから新米パパ・ママへメッセージ

ここまで、色々な切り口で先輩パパ・ママの意見を聞いてきました。最後はこれから親になる皆さんに、先輩たちから温かいメッセージをいただきました。

<先輩パパより>

・主体的に動くこと。わからなければ、奥さんに聞こう

・パパも寝ないで、家事・育児をしよう

・みんな始めは戸惑うと思います。でも、そのうち慣れてくるはず

・子どもと公園に遊びに行くと、仕事のストレスも解消できます。楽しんで!

・協力し合うことが何より大切

・ママともっと、今まで以上に接すること

など

<先輩ママより>

・ママが何も言わない=「何の不満もない」ではありません。自分でやるほうが早いし楽だわ~とあきらめられてしまってはおしまい

・赤ちゃんはかわいい。旦那さんを上手にほめながら、育児に参加できる環境をつくって

・不安も多いと思いますが、ご主人に伝えることでパパという自覚を持ってくれるはず。ひとりで抱え込まないで

・赤ちゃんと同じくらい奥さんをいたわってあげて

・男性にははっきりと言葉にして伝えること。どんどん言葉にして、ストレスをつくらないように

・一緒にがんばろうね!

・子どもは本当にかわいいです。愛情をたっぷり注いであげてください

など

先輩パパ・ママが経験からわかるいろんな事を思い出し、たくさんの言葉を送ってくれています。今後、悩んだりすることもあるかもしれませんが、このメッセージを思い出し、育児を楽しんでくださいね。

子育てに正解はない。親も子どもとともに育っていく

アンケートでは、さまざまな質問をしてきましたが、共通していたのはママもパパも不安を抱えながら出産・子育てをしてきたということ。みんな誰もが初めてのことで、戸惑うことは当たり前。

「なんでうまくできないんだろう?」「なんで(ママは・パパは)ちゃんとやってくれないの?」とマイナスばかりに目を向けるだけでなく、今日1日がんばった自分に花マルをつけることも大切です。
そして、ひとりで抱え込まずに言葉で伝えながら、ママ・パパ、そして赤ちゃんにとって理想の家族をつくり上げていきましょう。

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