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33週で緊急帝王切開に。自分を情けなく感じて涙…【出産体験談】

妊娠の経過に問題が発生すると、その症状によっては緊急帝王切開となる場合があります。今回は自覚がないまま健診で突然妊娠高血圧症候群と診断され、そのまま救急搬送された翌日帝王切開となった妊婦さんの体験談を紹介します。

2019-12-13更新

産声を聞けず、産後もNICUまで行けない自分が情けなくて涙…

33週4日で緊急帝王切開になりました。健診で妊娠高血圧症候群と診断されたからです。28週辺りから足のむくみがひどかったのですが、血圧や尿検査で引っかかることはありませんでした。しかし、33週3日で健診に行くと、血圧が170に跳ね上がっていました。自覚はまったくなかったのですが、救急車で医大に運ばれてさらに検査を受けました。

2週間前の健診から赤ちゃんの体重が増えていないことと、心拍が弱まる時があったため、入院翌日の朝、帝王切開となりました。先生は丁寧に説明してくれましたが不安しかなく、『はい』としか言えないまま同意書にサインしました。全身麻酔だったので、お産は一瞬でした。実感もないまま、産後目が覚めると「元気に泣いたよ」と先生に言われました。「よかった」と思ったのと同時に、産声を聞けなかったことへの悲しみがこみ上げてきました。

痛み止めが強めだったのか、しばらく後陣痛以外の痛みは感じませんでしたが、その後咳やくしゃみをすると涙が出るほど痛かったです。NICUにいる赤ちゃんに会うには看護師さんか主人に連れて行ってもらうしかないのですが、血圧が安定せず、なかなか会いに行けない自分が情けなくなりました。部屋で搾乳機で母乳を絞りながら泣きました。

今は「無事に生まれてくれたら、産み方なんて関係ない」と思えます。でも、その時は自然分娩のイメージしかなかったので、陣痛も出産の痛みも知らない自分が恥ずかしいような情けないような、そんな気持ちでいっぱいで、自然分娩した人の話を聞くのがつらかったです。帝王切開を全身麻酔でする場合は、赤ちゃんを取り上げるときに録音して、産声を聞けるようにしてほしいと願っています。
(香川県/ペンギンつむり/29歳)
#妊娠36週以下 #初めての出産 #緊急帝王切開

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この体験談を紹介してくれた妊婦さんは、健診に出かけたその足で救急搬送されるなんて想像もしていなかったでしょう。妊娠、出産は本当に何があるかわかりませんね。
産声が聞けなかったのは本当に残念だったと思いますが、赤ちゃんもお母さんも命に別状なくお産を終えられたことは本当に何よりです。

ベビカムでは、みなさんからの出産体験談を定期的に更新しています。

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