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まれに見る難産!?吸引して仮死状態の我が子を出産【出産体験談】

お産が近づくと、「できれば赤ちゃんも自分もあまり苦しまずに、安産であってほしい」と願うママは少なくないでしょう。しかし、中にはとても大変な思いをして赤ちゃんを産んだ経験をしたママもいます。今回はそんなママの体験談をご紹介します。

2019-06-19更新

小さな赤ちゃんの手をにぎるママの手

仮死状態で生まれた我が子!助産師さんも「まれに見る難産」とコメント

朝、破水して入院することになった。その後は何もなく、夕方陣痛が始まったが、生理痛と変わらない痛みで余裕だった。だんだんと痛みが強くなってきて「順調に行けば朝までには生まれそうだね」と言われた。

しかし、夜中2時頃から5分感覚の陣痛と戦ったのに、子宮口は朝7時になっても3cmしか開いておらず…。その後、陣痛の合間にトイレ行ったが、便座に座った瞬間に陣痛の波が襲ってきた。どうしたら良いかわからず、そのまま前屈みに倒れてしまった。ドアも開けられず、人生で初めてトイレの中で「助けてー!」と叫んでしまった。

それから陣痛の合間は寝てるというか、気を失ってるような感じ。痛みの波が来たときは腰をかなづちでガンガン打たれてる感覚&胃腸炎で下痢を我慢している感覚だった。助産師学校と併設してる病院だったので、研修に生徒が来ていて、ひたすらお尻を押さえてもらい、腰をさすってもらった。やっと先生が来た時も子宮口の開きは悪かった。内診で子宮口を刺激されたが、あまりの痛みに暴れ、助産師さんたちに押さえ付けられて絶叫した。後から聞いたら待合室まで響いていたと(苦笑)。

その後、精神的にも体力も限界を感じて自ら帝王切開を望んだが、LDRから手術室に移動する間に子宮口が開いて、赤ちゃんが頭まで出ていた。「このまま切っても出血多量で傷口も大きくなる。赤ちゃんもすでに頭が出ており、押し戻すような状態で子宮から出すのは危険だから、吸引分娩に変更する」と言われた。

頑張って力めと言われても麻酔をしたので力も入らず…。さらに、児頭骨盤不均衡で吸引でも出せず…。おなかをガンガン押された挙げ句、赤ちゃんの心拍数が下がってしまったようで、手術室は怒号が響いた…。「早く小児科の先生呼んで!」「新生児室の空きは…!?」何が何だかわからないうちに、赤ちゃんが生まれて来たものの、泣き声が聞こえない…! 仮死状態で、吸引してお尻を叩かれてやっと泣いた長男坊。その後わかったことだが、回旋異常も起こしていたと。「まれに見る難産でした」と助産師さんにも言われました。
(秋田県/ゆきやまま/33歳)
#妊娠40週 #初めての出産 #難産

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難産とは、お産が正常に経過せず、人為的な手助けなしには分娩が困難な状態をいいます。時間がかかったから難産というわけでもなく、スピード出産だったからといって安産とは限りません

今回の体験談では、なかなか壮絶なエピソードがつづられていましたが、助産師さんが言うくらい「まれに見る難産」だったということで、相当に大変な思いをされたようですね。そんなエピソードを読むと、お産が怖くなってしまう妊婦さんもいるかもしれませんが、やみくもに不安に思うのではなく、このようなお産になる可能性は誰にでもあるのだと心に留めておくことで、実際にお産を迎えるときの心の備えにしてください。

ベビカムでは、みなさんからの出産体験談を定期的に更新しています。

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