ベビカムでは、「コロナ禍における医療従事者への緊急アンケート」を実施しました。
現在、コロナ禍で厳しい状況の中、医療従事者として働くママたちの現状を知ることができました。
コロナ禍で厳しい状況の中、300人以上のママたちの現状を知ることができました。
【ベビカムアンケート「コロナ禍で医療従事者にベビカム緊急調査」】
調査期間:2020年12月25日(金)~2021年1月6日(水)
コロナ禍で影響を受けるのは仕事だけではない
医療従事者のママたちの回答の中から「コロナ禍で大きく変わったこと」をいくつかご紹介します。
業務については、
・消毒、防護服を着るので常に暑い。手袋、フェイスガードをしての処置で体力を使う。できる処置がコロナ対策のため、限られるようになった。
・業務の内容が増え消毒作業や検温換気など環境整備も業務に増えた。休憩時間が削られるし定時には帰れない。
・消毒や、スカイプなどのオンライン面会など、業務が増え患者様の対応にも時間がかかり疲れがとれない。
などの回答がありました。
また、家庭内や子どものことで「大きく変わった」と感じることについて以下のようなコメントも届きました。
・感染対策が厳重、自分や家族の体調管理にかなり気を使い、園行事に参加できず、休みの日も外出できないので、子どもに迷惑をかけている。
・保育園で娘が差別されていないかいつも心配です。
・医療従事者だから自覚を持って行動をと言われ、かなり限界が近いです。子どもたちもどこへも連れて行けず、必ずアルコール消毒を子どもにもするからか、子どもまで手荒れしています。正直みんなかなり疲労が溜まっています。
・医療従事者の子どもは親との時間も削られています。犠牲になっています。
このように、医療従事者のママたちは、仕事面でも家庭内でも心身ともに厳しい状況になっています。
「子どもへ負担をかけている」と感じることは、親としてとても心苦しいはずです。
では、負担が増える中で医療従事者のママたちはご自身のお仕事についてどのように感じているのでしょうか。
医療従事者ママの気持ち
現在も医療従事の仕事を続けている人は59.2%(回答数:238)、現在は休職中で職場への復帰を考えている人は96.2%(回答数:52)となりました。
また、一度医療の現場を離れたものの、医療従事者として復職したいと考えている人も55.6%(回答数:45)でした。
そして『医療従事者のお仕事は誇りに思っていますか?』という質問では、9割近くの86.8%(回答数:287)の人が、「はい(思っている)」との回答でした。
このように、たくさんの医療従事者のママたちが仕事への誇りを持って仕事と向き合っていることがわかりました。
ここで、とても印象的だった看護師の妊婦さん(9月当時)のコメントの一部をご紹介します。
9月に出産した経産婦で、コロナ禍の中で妊娠しながら看護師として働いていた者です。看護師はけして高くない給料の中日々命と向き合い、昼夜問わず受診される患者さんのために全力を尽くしています。もちろん、その看護師がコロナに感染したら、病院は、他の医療従事者は、患者はどうなるか怯えながら生活をしています。私たちは何が何でも私生活で感染してはなりません。なぜなら患者さんが待っているから。
現在のような厳しい状況でも、患者さんのために貢献してくださっていることに感謝の気持ちでいっぱいです。
ただ、このコメントの続きにはこのような言葉もありました。
医療従事者じゃない方は想像してほしいと思います。一人感染したら何人の医療従事者が心労を抱えながら対応しなければならないか。その中には私のように妊婦もいるかもしれません。今は産休中ですが、そのような方が今なお不安な思いをしながら働いていると思うと悲しくてなりません。
現在、多くの人が願っていることは、コロナが終息し当たり前だった日常を早く取り戻すことではないでしょうか。
私たちを支えてくださる医療従事者の方々の負担を軽減するために、もう一度「一人一人の行動」を考えてみませんか?
ベビカムでは、医療従事者の現状をたくさんの人に知ってもらうことで、感染予防への意識を高め、医療の現場を応援していきたいと考えています。
そこで、「コロナ禍における医療従事者に関するアンケート」の第二段を実施いたします。
ワクチン接種ができるようになった今、更なる現状を教えてください。
また、あわせて「医療従事者の方のへの応援メッセージ」も受付けております。
ぜひこのアンケートを通して応援の言葉をお送りください。
【第二弾医療従事者緊急調査はこちら】
https://questant.jp/q/EA918BM7
※医療従事者の方への応援メッセージも上記で受け付けています。