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【ベビカム相談室】子どもにイライラして叩いてしまい…これは虐待?

「子どもにイライラして叩いてしまった」というママのお悩みに、金澤直子先生((財)日本体育協会公認水泳マスター上級教師)がアドバイス!「ベビカム相談室」では妊娠出産・子育てに関する悩みに専門家や先輩ママたちが回答するコーナーです。

2019-03-18更新

子どもにイライラ

「子どもにイライラして叩いてしまった」というお悩み…

子育てをしていると、言うことを聞かない子どもにイライラすることも多いもの。悪いことだとわかっていても、衝動的に手が出てしまった…という経験をもつママも少なからずいるようです。今回の相談者(28歳女性)もその1人。

「もうすぐ2歳になる子どもがいます。最近何をするにもグズるようになっていてイライラが募ってました。今日は朝から子供の要求でパンとバナナとお菓子しか食べさせてないし、叩いてしまったし、イライラして無視したり怒って罵声を言ってしまいました。もうこれは虐待になりますよね…? 最低な母親です。どうしたら怒りを抑えて穏やかに対応できるのか教えてください!」

「子どもを叩く=虐待」なのでしょうか? イライラを抑える方法はあるのでしょうか? 専門家に聞きました。

金澤直子先生((財)日本体育協会公認水泳マスター上級教師)のアドバイスは…

マタニティスイミング講師として80歳まで指導を続け、現在も栄養士の資格と経験を生かしてママたちの悩みに答える金澤先生。

まず「お子さんは今2歳とのこと。よく『魔の2歳』『イヤイヤ期』などと言われますが、自我が目覚めてくる時期だけに、どうしても子育てに手こずりがちよね」と、疲れ切ったママの心に優しく寄り添います。

その上で「子どものイヤは、無理に押さえつけるのではなく、『自分でやりたい!』という気持ちを受け止めてあげることが大切です。危険なこと、他の人の迷惑になることでなければ、しばらく子どものやりたいようにやらせて、子どもが満足するのを待ったほうが、結果的に早く収まることもあるものです」とアドバイスします。

怒りをコントロールする方法としては、「怒りのピークは約6秒しか持続しないそう。子どもを怒りたくなったら、好きな歌を口ずさんだり、まったく別のことを考えたりして、6秒我慢してみましょう。もっと効果的なのは、あなたが『そのことを思うとほんわかする』自分の好きなことを持つことです。子どものこと以外に目を向けてリフレッシュする時間を作れると良いですね」とのこと。

叩くのはベストではないが、虐待とイコールというわけでもない

相談者が気にしている「これは虐待か」という点について、先生の見解は以下の通りです。

「ママも人間だから、イライラして怒鳴ったり叩いたりしてしまうこともあるかもしれない。それ自体が即虐待というわけじゃないから、自分を責めすぎるのもよくないけれど、もし叩いてしまったら子どもにきちんと『ごめんなさい』と謝るのが大切です」

「虐待かしつけかは、憎しみ・怒りか愛情か、その根底にある気持ちが違うものです。もちろん、しつけを理由にした行き過ぎた暴力は許されることではないけれど、あなたはこうして反省して繰り返さないように自分を変えたいと思っているのだから、きっと大丈夫です」

「叩かないで済むならそれが一番だけど、叩く=虐待ではないのよ。ママのイライラが子どもに伝わるのと同じで、愛情もちゃんと子どもに届くものですよ」

回答では、同じように子どもを叩いてしまったことのあるママたちからのコメントも多数寄せられています。ぜひチェックしてみてくださいね。

▼詳しくはこちら
Q.イライラが募り、ついに手をあげてしまいました

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