生活の中での英語、ママも一緒に楽しんで♪
「ハサミが使えるようになるように、ボタンがかけられるようになるように、英語も当たり前に身につけてほしい」。そう話すのは、以前、ベビカムのオンライン番組に出演してくれた、英語講師歴18年の安井幸(さち)さん。
幼稚園や保育園向けの英語教材とカリキュラムを研究開発や、「英語de幼児教育インストラクター」養成講座を開講している『We』の代表を務めています。安井さんが教えてくれた、家庭でできる幼児の英語教育法をご紹介します!
英語を自然に身につけるのに、CDなどの聞き流しはよく聞く方法ですよね。
「これって果たして効果があるの?」と、疑問に思う人も少なくないと思います。
安井さんによると…
「日本語の習得と同じですよ。全く言語がわからない赤ちゃんは、周りの人の会話やテレビなどの雑音・生活音を仮の言語として頭の中に貯めこんでいくんです。その仮の言語が、モノとぴったり結びついた時に初めて語彙力となります。耳が最も利くのは3歳まで。だから、この時期の英語の聞き流しはとってもためになるんですよ」。
頻度は、「1週間に1回長時間より10分でもいいので毎日続けることがBest!」
だそうです。
無理強いすると嫌がる時もあるので、生活音として当たり前に耳に残るよう小さい音でOKだそう。そして、「アニメのDVDなどを観るときは、英語がおすすめです!」と安井さん。
「幼児期におすすめなのは、イギリスのアニメ『Peppa Peg(ペッパピッグ)』。子どもが聞いてリピートしたり、おうちで同じような場面に出くわすと、覚えた英語を使ったりします。さらにステップアップしたければ、『Curious George(おさるのジョージ)』、『The Powerpuff Girls(パワーパフガールズ)』なんかもおすすめです」。
また、寝る時に英語の子守唄を歌うのもいいそうです。寝ている間に英語の回路が育っていくんですって。
英語のインプットが進んできたら、アウトプット(読んだり話したり)する機会を増やしていくことも大切だそうです。
「英語の絵本を読んであげるのは、発音がきれいでないママでもいいの?」と質問がありましたが、「フランスではフランス人の、スペインではスペイン人の英語といったように、世界中それぞれの国のクセのある英語でみんな話しています。だから、日本人の英語、それでいいんですよ!」とのこと。
「やりなさい! ではなくて、少しずつ生活に取り入れて、母親も一緒に楽しむことが大事ですよ♪」と、太陽のように明るい笑顔で話してくれました。

【ハサミが使えるようになるように、ボタンがかけられるようになるように、英語も当たり前に身につけてほしい】と幼児英語カリキュラムと教材を開発。大切な幼児期に子ども達にさらに良い環境を提供するために英語と知育教育をかけあわせて行う英語de幼児教育を行っている。
関連情報
幼稚園や保育園向けの英語教材とカリキュラムを研究開発「World Pocket」
「英語de幼児教育インストラクター」養成講座開講「一般社団法人We」