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ペダルなし二輪遊具の事故に注意!道路・坂道では使わないで

地面を足で蹴って進むペダルのない二輪遊具(トレーニングバイク、ランニングバイク)。まだ自転車に乗れない子どもがバランス感覚を養えるとして人気ですが、事故の件数は年々増加しています。道路では絶対に使わないようにしましょう。

2019-08-28更新

ペダルなし二輪遊具とは

ペダルなし二輪遊具とは、トレーニングバイクやランニングバイクなどとも呼ばれ、ペダルやチェーン、ブレーキがなく、地面を足で蹴って進む遊具です。対象年齢は2歳から6歳で、まだ自転車に乗れない幼児が自分でバランスを取りながら進むので、バランス感覚が養えると人気です。

使用中の事故が多発!

ペダルなし二輪遊具を使用中の事故は、平成22年から平成30年の約8年間で106件報告されており、その件数は年々増加しています。事故の多くが坂道での使用中に起きています。ペダルなし二輪遊具はブレーキのないものが多く、緩やかな傾斜の坂道でも大人が追いつけないほどのスピードが出ることもあります。年齢別にみると、2歳から4歳にかけてが事故発生件数の9割を占めており、擦り傷や打撲といった軽傷が多いですが、中には骨折といった重傷の事例もあります。

この8月には、ペダルなし二輪遊具に乗っていた4歳の男の子が、道路脇の崖から転落して大けがをし、助けに行った大人も崖から落ちて死亡する事故が起きています。

事故を防ぐために

子どもをペダルなし二輪遊具の事故から守るために、以下のことに気を付けましょう。

道路で使用しない

歩行者や自転車と衝突する可能性や自動車との事故にもつながりかねず、危険です。道路では使用しないようにしましょう。

坂道では絶対に使用しない

公園や広場内であっても、坂道では絶対に使用しないようにしましょう。思わぬスピードが出て大変危険です。また坂道以外でも、階段や段差、池の近くなど、危険が潜む場所では使用しないようにしましょう。

ヘルメットを着用する

ペダルなし二輪遊具を使用中は、転倒したときのことを考え、必ずヘルメットを着用しましょう。また肘あてや膝あて、グローブなども着用するとなおいいでしょう。裸足やサンダルではなく、靴を履きましょう。

必ず保護者が立ち合う

ペダルなし二輪遊具を使用するときは、必ず保護者が立ち合い、子どもだけで遊ばないようにしましょう。

使用前の点検を忘れずに

使用中に部品が外れたりすると、思わぬ事故につながりかねません。部品に緩みがないかなど、使用する前には点検するようにしましょう。

ペダルなし二輪遊具の一般道路や坂道での使用は、一歩間違えば命の危険にもつながり、大変危険です。ルールを守って安全に使いましょう。

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