体と心の発達
★幼児らしい体型になる
体重よりも身長がよく伸び、体もしまってきます。しかし、体重や身長が個人個人によってかなりちがってくるのもこのころの特徴です。
小さくても元気に遊んでいるようなら心配ありません。
★ブランコ、三輪車もじょうずに
運動能力の発達もめざましく、速く走ったり、急に止まったり、ブランコをこいだりできるようになります。三輪車に乗るのもじょうずになり、カーブをまわるときは得意げです。土ふまずができあがってきますから、長時間の歩行でも足が疲れにくくなります。
手先が器用になって、ハサミを使ったり、はしを使って食事ができるようにもなります。衣服の着脱も、ほぼ自分でできるようになります。
★「これ、なあに?」が多くなる
「これ、なあに?」「なぜ?」「どうして?」という質問が多くなります。知能の発達がめざましく、身近なものへの関心が強まるためです。ままごとなど、創造力が必要な「ごっこ遊び」を好むようになるのもこの表れです。言葉も単語の数がどんどんふえ、かなり複雑な会話ができるようになります。
こわい、うれしい、いやだ、といった情緒面での発達も著しく、自分の感情を言葉で表現できるようになります。
★ただいま反抗期真っ最中
なんでも「イヤイヤ」がこのころの特徴で、やりたいことを制止されたり、干渉されると、おこったり、泣きわめいたりします。反面、いい聞かせると、聞き分けて納得することもあります。
日常のケア
★身のまわりのことはかなり自立
ひとりでトイレにいく、衣服の脱ぎ着ができる、歯をみがく、手を洗うなど、身のまわりのことがかなりじょうずにできるようになります。でも技術的には未熟で時間もかかります。途中で手をだしたり、急がせたりしないでもうすこし見守ってあげましょう。

食事もほとんどの子はスプーンやフォークを使ってこぼさずに食べられます。はしやスプーンは正しく持つ、「いただきます」「ごちそうさま」をいう、食べ物を口に入れたままおしゃべりしないなど、食事のマナーも教えます。お母さん、お父さんがお手本になって楽しくすこしずつ習慣づけましょう。
★友だちと遊べるようになる
これまでの「平行遊び」から「共同遊び」の時代に入り、友だちと遊ぶ楽しさがわかってきます。すこしずつ仲間意識が芽生え、お互いに助け合って1つのことをやりとげようという気持ちもでてきます。ブランコやすべり台の順番を待てたり、おもちゃの貸し借りができるようになるのもこのころから。友だちと楽しく遊ぶためには、自分ががまんしなければならないこともあるということが、すこしずつわかってくるのです。できるだけ友だちと遊ぶ機会をつくってあげましょう。
★「なぜ?」にはきちんと答えて
このころの子どもは好奇心のかたまりです。なんにでも興味を示して「これ、なあに?」「なぜ?」とうるさいくらいに質問をくり返します。子どもにとっては、なにごとも初体験。毎日が新鮮な発見の連続なのです。
こんなときは、忙しくてもめんどうがらずに、ちょっと時間を使って答えてあげましょう。子どもは質問をすることで自分の世界を広げていきます。




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