日帰りでできる手術(ひがえりでできるしゅじゅつ)

 子宮頸がん(子宮がん)は、ごく早期の段階にかぎり、おなかを切らずに、腟から子宮頸部の組織を円錐状に取り除く手術(円錐切除術)を行います。切除した組織は病理標本にし、顕微鏡で細かく観察します。検査(組織診)と治療を兼ねて行える手術で、検査の結果、O期や軽いIa期(子宮頸がんの進行状態と治療法)であることが確認できれば、それで治療は終わりです。
 手術の方法は、組織をレーザーで焼き取ったり(レーザー蒸散術)、高周波の電気メスなどで切除したりします。取る範囲は病状の程度によりますが、実際の所要時間は5~20分と短く、病院によっては外来で行える手術です。入院の必要もなく、術後1時間ほど安静にしたあと、日帰りできる場合が多いようです。ただし、病院によっては、事前の検査も含めて入院して行うところもあります。
 このほか、子宮腟部びらん子宮頸管ポリープ切除などは、外来手術が基本です。

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